浅草名物、神谷バーの「デンキブラン」

東武浅草駅から雷門に抜ける角に神谷バーがある。
（黄色いカンバンのあるところ）

昔から同じたたずまい。
「神谷バー」のロゴも昔からかわっていない。

現代では、すっかり古ぼけたデザイン。だが、新しい店ばかり見てきた身にとっては、それがかえって郷愁を呼ぶ。

「神谷バー」の名物は「デンキブラン」というカクテル。１００年の歴史を持つ由緒あるカクテルだ。明治時代、珍しいものには「電気」という冠がつけられたそうだ。当時は何とアルコール度が４５％もあったそうだ。まさに「電気」と呼ぶにふさわしいイメージ。

ブランの名は中身のブランデーからとっているそうだ。そのほかジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされている。（神谷バーサイトより）

現在のデンキブランはアルコール３０度、電氣ブラン＜オールド＞は４０度。中身は企業秘密らしい。


若いころ、浅草へ行くとよくここで仲間と「デンキブラン」を飲んだものだ。ここへ来ると若いころの昔へタイムスリップした錯覚に陥る。

いつまでも、このままで長続きしてほしい願うお店とお酒だ。

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