能登半島地震で浮上したのは長期の断水によるトイレ問題。トイレトレーラーを装備している自治体では続々と被災地へ派遣中。災害派遣トイレネットワークを推進しているのは一般社団法人助けあいジャパン。これは今年3月群馬県に納車される「みんな元気になるトイレ」。関越道上里SA下り線で撮影。
片側2個合計4個の水洗洋式トイレ。奥行1.5m幅1m×4個と広め。小さなシャワーで汚れも洗えるという。
普通乗用車でも牽引可能。屋根上にはソーラーパネル。
給水タンクは約400L以上。
全国的なネットワークプロジェクトで被災地へ急行できる仕組みができている。
総務省の防災・減災事業債を活用し、自治体負担分はクラウドファンディングで賄うという。
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これはまだコンセプトカーの段階。東京オートサロン日産ブースに展示されていた災害支援車両。「ディザスターサポート・モバイルハブ」。日産キャラバンがベース。屋根上にはソーラーパネル。
災害地に到着すると各部分をせり出して活用。右上のアンテナはスターリンク用。スターリンクはあのイーロンマスク氏のスペースXによるもの。電波の届かない地域でも衛星通信で通信をバックアップ。
日産のEV、リーフで使用されていたバッテリーをポータブル電源として再利用。日産・JVCケンウッド・4Rエナジーによる共同開発品で17台搭載。USBなども装備。
その裏側にはスマホ充電機能。
バックドアと車体左側が大きく広がってスペースを確保。防災本部・多機能ルーム・防音個室・サポートエリアに分かれる。
側面の窓に情報を表示できる。
これは一刻も早く実用化してほしい。
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最後は自衛隊のトヨタ製高機動車。能登半島で被災者の搬送や支援物資の輸送に活躍。フルタイム4WDで不整地でも走行可能。最小回転半径5.6mと小回りも効く。
埼玉自動車大学校のイベントにて撮影。
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日本列島全体で地震が活発化、大雨などによる災害も増大中。ミサイルなどの防衛力強化よりも防災力強化が喫緊の課題と強く思う。そうでないと、この国は他国と戦う以前に”自滅”してしまう。
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改めて、被災された皆様にお見舞い申し上げます。