瑞原唯子のひとりごと

雲のむこう、約束の場所


新海誠監督の長編アニメーション映画。2004年公開。南北分断された架空の日本が舞台。何年も眠ったままになっている元クラスメイトの少女と夢で会い、約束を果たそうとする話。

ジャンルは現代SFファンタジーとでも言えばいいのかな。モノローグが多めで叙情的、美しい風景、静かでせつなくエモーショナルな展開というあたり、いかにも昔の新海誠という感じでした。設定には興味をひかれたけど結局は舞台装置でしかなく、描いているのはふわっとした部分だけというか…きれいな上澄みだけをすくって過剰にエモい演出で見せているような。こういうのが好きなひとは多いんだろうなと思うし、自分もまあ面白かったとは思っているけど、きれいに見せよう感動させようという意図を感じすぎてモヤモヤする。個人的には原理とか謎とかもっと解明してほしかったし、研究者や国のことも深く描いてほしかった。ただ、それを描くことが必ずしも正解ではないんだよね…。

モニタで観測しているところが何かめっちゃエヴァっぽくて戸惑った。影響を受けてるとしか思えなかったんだけど、どうなんだろう。

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