瑞原唯子のひとりごと

この音とまれ! #24 正解のその先


この音とまれ! #24 正解のその先。澪は音が見える。曲に対してこう弾けばいい、こう表現すればいいという正解がわかる。でもその音が死んでいると感じるのなら、詰まらないと感じるのなら、自分にとっての正解ではないんじゃないかな。見えているのはあくまで教科書的な正解ってことだよね。そもそも演奏の正解なんてひとつじゃないと思うし。怖がってないで道を踏み外す努力をすればよかったのでは? 自分の理想とする音なんてみんなそんなに簡単に出せないよ。努力して試行錯誤してもがき苦しんで見つけていくものだと思う。何もわかってないのに何もかもわかったような顔をして諦観している姿に、何かちょっと腹が立った(笑)。でもまあ子供だからね。正解のようなものが見えてしまったら、それに囚われてしまうのも仕方ない気はする。正しく導いてあげられるおとながまわりにいなかったことが不幸。そんなふうに感情が死んでいたから音も死んでたんだろうね。先生が辞めてしまうと知って感情が動いたことで、あの覚醒した演奏につながったのかな。誰かのために演奏しようと思ったのは初めてだったのかも。

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コメント一覧

celest
箏の指導者自体がそう多くなさそうですし、個々の特性に合わせて導いてくれるような指導者にめぐりあうことは、なかなか難しいのかもしれません。
kyukotokkyu9190
この世の指導者不足と昭和の時代には、許されていた、不成功を、許さない、と言う平成の時代の世知辛さ、みたいなのが、表現された感じの記事だな、と思い、同時に、巧くと言うか器用と言うか、ご自身の想いが、表現されていて、良いですね。
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