瑞原唯子のひとりごと

青山剛昌短編集


青山剛昌短編集。1999年製作のOVA。アニマックス無料放送で見ました。当然だけどコナンと絵柄が似ているうえ、コナンでおなじみの声優さんばかりなのでちょっと混乱する(笑)。モブの中には阿笠博士っぽいひとや小五郎っぽいひとがいた。

『ちょっとまってて』…青山剛昌のデビュー作らしい。タイムマシンがいかにも80年代…と思ったら、原作は1986年だったんですね。彼女と同じ年になるためにタイムスリップしようとするとはなかなかの狂気。そのためだけにそれまでの人間関係を放棄していいんですかね。人生がまったくの別物になる可能性もあるんだぞ。彼女だって同じ年の自分を好きになってくれるとは限らないし。結局、同じ年になれたけど満足なのかしら。自分のせいで彼女の人生が変わってしまったわけだけど。

『さまよえる赤い蝶』…若かりしころの工藤優作と有希子の話。優作は探偵とか言ってたけど、推理小説家じゃなかったっけ? と思ったらそういうことか(笑)。これも一種の中二病ですかね。デートのたびにこんなことにつきあわされていたなんて、有希子も大変だな。女優として忙しかったころではないかと思うんだけど。

『夏のサンタクロース』…軍事衛星が公衆電話で起動できるってどういうシステム(笑)。そもそもそんな重要な制御システムのカードならもっと厳重に扱おうぜ。簡単に散らばるのもありえないし、ちゃんと確認せずにテレカと間違うのもありえない。主人公とアイドルの逃避行(?)は何となくローマの休日っぽい。冷静に考えると全然違うんだけど。

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