瑞原唯子のひとりごと

フィギュアグランプリシリーズ2019 フランス大会男子SP/FS

2019-11-03 18:39:41

注）宇野昌磨選手のことしか書いていません。他の選手も見てはいたのですが…。

フィギュアグランプリシリーズ2019 フランス大会男子SP。宇野昌磨選手は、公式練習の写真や動画や情報をいろいろと見ていたんですが、ジャンプの調子がかなり悪く、表情も見るからに不安そうで心許ない感じで心配していました。試合に行きたくなかったと言っていた昨シーズンのことが頭をよぎったり。演技前もやはり不安そうな様子で。靴をリスポートに戻したというあたりも心配していて。リスポートがどうというのではなく変えてすぐには慣れないと思うし。正直、うまくいく気がしなくてジャンプ全転倒も覚悟していました。だから4Fをきれいに降りただけでもよかったかと。4Fは練習のときまったく跳べてなかったのに。でも練習のとき比較的跳べていた4T、3Aは転倒なのが…宇野くんってそういう謎なところがあるよね…。3Aの転倒の仕方がかなり心配。その後のステップに少なからず影響していたように思う。フリーには影響がなければいいんだけど。4Tの転倒は、織田くんによれば足が締められていなかったことが原因、テイクオフに違和感があったのではないかと。公式練習を見ていてもそれ系の失敗が多いのが気になってたんですよね。空中で体が締められていないみたいな。ジャンプコーチにちゃんと見てもらえているのかな。イップスみたいなことになってなければいいけど…。織田くんフリーになったしコーチとかどうですかね（ぼそっ）。ひとりキスクラはおそらく本人が望んでのことだとは思うけど、やっぱりせつないね。こういう思うようにいかなくて気持ちが弱っているときだとなおさら。それでも声援に応えて笑顔を見せてくれるのがさすがだけど。隣で受け止めてくれるコーチはやっぱり必要なのかな。インタビューによれば、メインコーチはもう内定しているっぽい感じですね。言えるのは年明けと。来シーズンからついてもらえるのかな。とりあえず心配はいらなさそう。誰なのか気になるけど…エテリのところは合わないとはっきり言ってたし、普通に考えたらランビかなと。大穴で織田くん。もしかしたら発表が年明けなのは解説の仕事があるからかなと思ったり。ただの妄想です。まあ、いまは気持ちを切り替えてフリーの応援ですね！すこしでもいい演技を見せてくれることを祈るのみ！

フィギュアグランプリシリーズ2019 フランス大会男子FS。もしかしたらと期待はしつつも覚悟していたんだけどね。6分間練習に入るまえの表情が硬くて悲壮感さえあったし（その顔が美しかった…）。それでも宇野昌磨選手がまさかここまでボロボロになるとは…胸が痛い。それでも決して最後まであきらめなかったことは演技から伝わってきた。ジャンプはほとんど決まらなかったけど、決まったものはきれいだったし、ジャンプ以外の演技も悪くなかった。失望なんかしていない。もしかしたら時間がかかるかもしれないけど、焦らずに調子を取り戻して、いつかまたいい演技を見せてほしい。しかしキスクラがあまりにもせつなくてもうね。うなだれて涙を堪えながらも堪えきれず、それでも声援に応えて笑顔で手を振ってくれて。こんなの見たら泣くわ。会場がほんとあたたかかったね。静まりかえってもおかしくない状況なのに、ひときわ大きな声援を送っていて。織田くんのエールもうれしかった。明けない夜はない。もしかしたら中途半端に悪いよりも一気にどん底まで落ちたほうが吹っ切れるかもしれない。わからないけどそう思いたい。

（2019-11-03追記）

宇野昌磨選手のこと、つらいとか心配とかいう気持ちはもちろんあるんだけど、それ以上にまわりのあたたかさがうれしいというか何というか。会場のみなさんも、織田くんも、スケ連の方も、家族の方も、ラファも、記者さんたちも、ライターさんたちも、海外の解説の方たちも、もちろんファンのみなさんも。声を聞いたり言葉を見たりするたびに涙があふれて。そして宇野くんのインタビューを見てまた涙があふれて。あの演技のあとにひとりキスクラで声援に応えていたのを思い出すと、それだけでもうね。失意のときにどういう振る舞いをするかで、そのひとの本質がわかると思うの。上位じゃなかったのでエキシは出られないかなと思ったんだけど、出られるみたいですね。とりあえずエキシを楽しみにしています。そのあとはランビのところ（スイス）で練習して、そこから直接ロシア大会に行くらしい。この状態でひとりになるんじゃなくてよかった。ていうかやっぱり次のコーチはランビなんですかね。

コーチがいないからダメになったとか言う人が多いけど、そんな単純じゃないと思うの。昨シーズンからすでに不調ぎみで、その延長線上にこの現状があるのではないかと。いろいろなことがすこしずつかみ合わなくなってきているのかなと。コーチがいないことも一因かもしれない。ルール改正でジャンプ転倒が大幅減点されるようになったのも、もしかしたら一因かもしれない。宇野くんは失敗ジャンプでも無理やりまわって転倒することが多かった。そういうところがわたしは好きなんだけど（今回のフランス大会フリーはその最たるもの）、ジャンプ転倒で大幅減点されるようになるとまわりきっても点数が出なくなる。そういう部分でのプレッシャーも感じていたような気がして。今シーズンのルール改正でさらに厳しくなったし…。いやまあ何の根拠もない想像でしかないんだけど。

何にせよわたしは宇野昌磨選手を変わらず応援しますし、応援できることを幸せに思います。演技はもちろん、強いところ、弱いところ、まっすぐなところ、頑固なところ、不器用なところなど、ひっくるめて好きです。これからもきっと紆余曲折あるだろうけど、どんな道を歩んでもひっそりと見守っていきたい。

Shoma you're loved thank you for being the warrior that you are 本当にありがとうございました。💕💕🙏 #IFP2019 #ShomaUno #宇野昌磨 pic.twitter.com/JPKKsPCp1j
— Sydney Maria Hueber ⛸️🔜🇫🇷🇮🇹 (@hueber_sydney) November 2, 2019

男子FS後、#宇野昌磨選手。「演技内容は本当に多くミスしてしまいました。ただ、SPのような気持ちは一切なく、なんか最初から最後までどんだけミスしても、最後まで諦めずに、思いっきりいけたんじゃないかなと思います。やはり、試合で成功させなければ、うれしくないですし、楽しくもない」
— 大西史恭（朝日新聞） (@ohnishi_f) November 2, 2019

#フランス杯男子FS後、#宇野昌磨選手。キスクラでの涙は「自分がもし、１人で演技して、歓声が何もなかったら、決して泣くことはなかったと思うんですけど。本当にあのような演技をして、それでも、歓声をたくさんおくっていただいたことにうれしさと、なんか言葉では表現できない涙が出てきました」
— 大西史恭（朝日新聞） (@ohnishi_f) November 2, 2019

#フランス杯、#宇野昌磨選手。大歓声で応援してくれたお客さんへ何を伝えたいか問われ、「えっと、いつもだったら、本当に『すみません』とか『申し訳ない』っていう気持ちが出てくるんですけど、それより、『ありがとうございます』と、僕は本当に伝えたいです」。
— 大西史恭（朝日新聞） (@ohnishi_f) November 2, 2019

絶対大丈夫。応援してくれる人が世界中にたくさんいるねんもん。それって今まで本気でスケートと向き合ってきたからやし、今日の日が無駄じゃなかったって思える日が絶対来るから、笑顔でいてほしいです。。
— 織田信成 nobunari oda (@nobutaro1001) November 2, 2019

続き「コーチがいた方がいいのか最初は分からなかった。断言はできないけど、僕の弱さを少しでも一緒になって(理解して)くれるコーチを付けた方がいいかなと思うところはある。(週明けは)スイスに行って、ステファンコーチの下で1週間練習してロシアに行こうと思う」(完)
— 長谷部良太 Ryota Hasebe (@beeeryo) November 2, 2019

昌磨のスケートって凄いなって思った
頑固だから経験からしか答えを見つけれない昌磨らしく
これからも、壁は体当たりして進んで行くんだろうな
全部のジャンプを締め続けた姿に、弟として誇らしく思います
身体はきっと痛いと思うけど、気持ちが前を向いてるから大丈夫‼️#皆さんの応援に感動
— 自由人 (@jumokuno0108) November 3, 2019