国際ピアノコンクールの日本最終予選の朝、審査員長を務めるドイツ人女性の絞殺体が会場で見つかった事件。
年齢詐称なんてしてバレないと思ったんでしょうか。子供のころからいろいろなコンクールに出ていたのなら、審査員もそうだけど、それより近い年頃のピアニストにすぐにバレるんじゃないかな。何度も一緒のコンクールに出たりしていただろうし。それに本選に進んで大きく報道されたりしたら、昔の同級生とかからあっさりバレるぞ。先のことまで考えられないくらいに追い詰められていたのかな。
ピアノの鍵盤の指紋から運指までわかるとはとても思えない。最初のひとが1時間みっちり弾いて、次のひとが1時間みっちり弾いて、次のひとが20分弾いて、そのあと調律師が調律のために鍵盤に触って…という状態で、各鍵盤の指紋をすべてきれいにとれたんだろうか。順序もはっきりとわかるんだろうか。多いところでは一つの鍵盤に何十個もついているはずだけど。そして、たとえ順序も含めて指紋がすべてきれいにとれたとしても、他の鍵盤とのつながりはわからないから、運指なんて出せないと思うけど。推測さえ難しいのでは…。
審査員長は、調律師の話ではパワハラやモラハラの常習犯のように感じたけど、このコンテストでの言動を見るかぎりは厳しくも優しいひとという印象。不正を持ちかけた出場者の親には諫めるだけですませたり、年齢詐称をした出場者には公表しないで辞退を促したり。調律師がどんなことを言われていたのか気になる…。