基本はハルと久留里がお弁当を通じて家族になっていくお話です。本当にちゃんとお弁当の話で、地理学の話もあったりで、柔らかすぎず甘すぎず、ちょうど良い感じです。あと、名古屋が舞台なのも、個人的にちょっと親近感があったり。
・高杉さん家のおべんとう (1)
・高杉さん家のおべんとう (2)
・高杉さん家のおべんとう (3)
たぶんわかる人いないだろうし、書いても仕方ないかな…というか、間違ってたら恥ずかしいしなぁと躊躇ってたんですが、ずっともやもやしたままってのもアレなので、ちょっと吐き出しちゃいます。3巻までのネタバレあり。自分の勝手な推測憶測がほとんどなんだけど。
ハルと久留里って法的にはいとこになるんだけど、血縁的にはきょうだいだったりするのかなぁ…と。つまりですね、ハルの父親が久留里の父親なんじゃないかと。ハルの父親と美哉はきょうだいだけど、血は繋がってなかったし…。
多分、ハルの両親が事故にあったとき、すでに美哉のおなかには久留里がいたんですよね。ハルはまったくもって心当たりなさそうな様子だし(これでハルだったら、私、ハルの首を締め上げます・笑)、だとしたら、ハルの父親という線もありかなと。
ハルの両親が揃って美哉を迎えに行ったのは、実は三人でそのことを話し合うためだったりとか。「私のせいだ」という美哉のセリフにそういう意味も含まれてたりとか。
美哉が父親を誰だか弁護士にさえ言わない理由も、ハルを後見人に指定した理由も、そう考えたらしっくりくるんですよね。久留里にハルのことを「家族」と言ったときの美哉の表情とかもね。
ハルと久留里が実はきょうだいでしたというのも、物語の落としどころとしてキレイかなと思ったり。久留里の初恋も、ハルのそれと同じように、結婚できないとわかって終わるのも良いんじゃないかと。
帯にハートフルコメディと書いてあるのに、ここまで複雑な家庭事情になってるかな…とも思ったんだけど、まるくんの家とかみんな結構複雑だし、ありえなくはないですよね。この場合は当人たちはみな亡くなってるわけだし、あまりドロドロしたことにはならないと思うんだ。
って、けっこう長々と書いたけど、まったく当てにならない思いつきなので、真に受けないでください(笑)。
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