瑞原唯子のひとりごと

名探偵コナン劇場版

今までの名探偵コナン劇場版について、いろいろ語ってみたり。眠れないので書いていた文と計算です。長いわりに面白くないので飛ばしてください。といっておこう…。忠告はしましたからね(笑)。

「時計じかけの摩天楼」。正統派ですね。しっかり練り込まれて作られているいるように感じました。謎としてもストーリーとしてもいちばんまとまっていると思います。緊迫感もありスケールも大きく、映画的な見せ所もきちんとありました。電車のトリックのあたりはすごく好きです。動機も謎も、わかるまでは悩みますが、わかってしまえば非常にシンプルで理解しやすいというのが良いです。気になったのは、蘭が新一を誘うあたりの強引さと、初対面の人にいらないことまでぺらぺらしゃべりまくっているあたり。でもまあ些細なことですね。あと、コナン=新一とわかっていれば仕方ないと思うのですが、それを知らない蘭や小五郎からすると、新一はずいぶんひどいヤツになってますね(汗)。ポストまで来ておきながら顔を見せないとか、危ない事件を子供に押しつけるとか、せっかく助かったのに顔も見せずに別の事件にとんでいっちゃうとか。

「14番目の標的」。これもけっこう正統派かな。派手なヘリコプター墜落もあれば、密室で起こる連続殺人もありで楽しめます。名前にトランプの数字が入っているというあたりも面白かったです。というか、感心しました。この映画のために作ったキャラクターはともかく、レギュラーキャラにもあれだけうまくはまっているとは。妃=クィーンなんて、見事としかいいようがないです。小五郎が英理を撃った理由というのは、自分はすぐにわかってしまったので面白み半減だったかも。コナンがわかっていなかったのが不思議でならなかったです。あと、崩壊寸前の建物でエレベータに乗ってしまうのはどうかと思いました。動いたとしても危険すぎるぞ。

「世紀末の魔術師」。ファンタジーな印象です。エッグの謎ときがメインだからかな。その分、緊迫感は少なかったように思います。せっかく怪盗キッドが出ているのですが、あまり見せ所もなく…。なんせ大半は白鳥さんでしたから(笑)。キッドのいちばんの見せ所は歩美ちゃんのマンションのベランダに降り立ったところだと思う私は邪道でしょうか。ラストの鳩で消失マジックはありえないだろ! と思ってしまいましたよ。本当にタネがあるのか…。平次もあまり見せ所がなかったですね。ほとんどバイク運転手。で、事故にあったまんま出番はなかったですし。鈴木財閥のスケールの大きさは好きですね。豪華客船を所有しているのですよ。まったくうらやましいったらありません。あと夏美さんが可愛かった。ものすごいお人好しです。こんな純粋な27歳、いたらいいなぁ。いないだろうなぁ…。

「瞳の中の暗殺者」。記憶喪失の蘭を見るのはつらいですね。だから見るときは少し気が重かったりします。みんなあやしげで犯人っぽく見えて、誰が犯人かを考える過程はいちばん面白かったかもしれません。犯人は、やはりというか、怪しくなさそうな人でしたけど。しかし、この犯人はかなり無理があるような気がしました。自由業の建築家や夜仕事のソムリエならともかく、医者ですよ。こんな真っ昼間に犯行を重ねまくって、仕事はしているのでしょうか。あとせっかく「Need not to say」がキーワードになっていたのですから、本当に警察関係者(しかも大物)がメインの事件に関わっていてほしかったかなと思いました。お子さま向けアニメとしては無理でしょうけど。

「天国へのカウントダウン」。アクション重視ですね。如月峰水がメインの犯人ということなのでしょうが、私としてはジンとウォッカの印象の方が強かったです。彼らの用意周到さには驚くやら呆れるやら笑えるやらで、とにかくすごいですね。組織と灰原などが書かれていて、名探偵コナンの世界を活かしたストーリー作りになっていたと思います。少年探偵団の大活躍も良かったです。最後の無謀な脱出も、子供たちだけだからあっさり「やろう!」ということになるのも納得ですし。隣のビルに飛び移る計算はすごかった。でも、ここを理詰めにするとひとつ気になることが。コナンがスケートボードで飛び移ってましたよね。連絡橋が少し残っていたので、あれより距離は短いと思いますが、高低差はないため斜め上に飛び出さなければならず、よけいにスピードが必要になります。距離を70mとして計算(間違っていたらご指摘を)してみたところ、時速95km(概算)が必要だとわかりました。そんなに出るのか…。すごいなターボエンジン。

「ベイカー街の亡霊」。ノスタルジー感あふれるロンドンの街並は良いですね。でもメインとなる舞台が現実世界ではなく仮想空間だったことで、緊迫感が欠けた気がします。ジャック・ザ・リッパーの正体なんかは面白かったですけど。アイリーンも大好きです。なんてったって有希子さんそっくりですもの。ええ優作の趣味で(笑)。こういう面白いシーンもたくさんあるのですが、全体的に説教くさいのが気になるのですよねぇ。そのわりには一番の悪ガキ・諸星くんは悪ガキのまんまです。

「迷宮の十字路」。京都の景色が美しい。でも話的には地味でまったりした印象でした。犯行の謎解きというよりも、あの紙の暗号解きがメインだったからでしょうか。あの暗号はちょっと納得いかないのですよ。かなりこじつけているような。しかも聞いていても京都に明るくない私にはついていけない部分もありました。見た目は子供騙しでちゃちな感じもどうもね。和葉は可愛かったです。蘭よりも見せ所が多かったのではないでしょうか。そんな健気な和葉をほっぽり出して、平次は初恋の女の子を探し回り、あげくその初恋の女の子が…。ツッコミを入れずにはいられません。気づけよ、平次!(笑)。

「銀翼の奇術師」。各キャラクターがうまく活かされているなと思いました。世紀末の魔術師よりも、きちんとキッドが活躍していました。今回はキッドでなければならない、キッドでなければできないという部分をきっちり描かれていたのが良かったのではないかと。あと彼のお調子者っぽいコミカルな部分も描かれていて良かったですね。謎的には簡単。でもこじつけっぽくなく納得できるものだったので、しょぼいとは思いませんでした。まあメインは犯罪暴きよりもキッドと蘭と飛行機ですから(笑)。ひとつだけ気になる点といえば、冒頭のアレはいらないんじゃないかなと思うのです。確かに見たときは思いっきり引き込まれました。でも、最後まで見終わって思い返すと「なぜ?」と思ってしまうのです。クライマックスでもなんでもないのに。私はてっきりアレがクライマックスかと思いましたよ。なんか、騙された? みたいな(ちょっと大袈裟ですが)。

とまあ、こんなところ。ツッコミはいろいろ書きましたが、私はツッコミながらもそれを楽しむ方なので、大半は楽しんで見られました。自分的に好きなのは「銀翼の奇術師」「天国へのカウントダウン」「14番目の標的」「時計じかけの摩天楼」ですね。多いですか? いちばんを決めるのは難しい。「ベイカー街の亡霊」だけは繰り返し見ようという気にはなれません…(汗)。

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