ストロベリーナイト・サーガ #11。最終話。姫川の説得というか告白というか自分を語るシーンは泣く。よく犯人の思考をトレースしていたし、そこはかとない闇も感じていたけど、ここまで激しいものを抱えていたなんて。菊田もこんな状況で聞かされたらそりゃ泣くしかないよ。でも、わかりたくても話してくれなければわかりようがない。拒絶したのは姫川のほう。まあ話してもわかってもらえないと思ったんだろうね。実際、姫川をまるごと支えるのは荷が重すぎるような気もするし。すこし寂しいけど、菊田が今回のことで主任への想いを消化できてよかったと思う。ずっとつらそうだったもん。いつかまた姫川班の部下として主任を支えられる日がくればいいな。こんなこと言うのもあれだけど、監禁されながら姫川の話を聞いて涙をこぼしていたときの菊田の顔が壮絶に美しかった。