全部読み終わってからタイトルを見て「ああ、なるほど!」と膝を打ちました(遅)。今回はいろいろ不思議な感じがあって、ちょっと「やられた…」と思ってしまいましたよ。ちゃんと伏線がたくさんありましたし、しかもそれが複雑ではなくわかりやすいのでね。
しこさん、だんだんグレードアップしてる気がします。しまいにはどこか飛んでっちゃうんじゃないかと心配です(笑)。いや、どこへってわけじゃないけど、なんとなくそんなイメージが。でも、そんなところが可愛いです。練無もめっちゃ可愛いです。タダ飯が大好きなのはいいのですが、いつかタダ飯をエサに誘拐でもされないかと心配です(笑)。そんなこんなで(どんなだ)、このふたりのコンビが大好きです。
紅子と七夏の応酬はやっぱり面白い。七夏、怒っても当然だと思う(笑)。でも私は、そんな非常識女の紅子が好きだったりするんだなぁ。で、林の渾名が何なのか、気になって仕方ないんですけど…。
ここからはネタバレありです。
いや、うん、まさか本当に獣の仕業だとは思わなかった。飼ってたなんてねぇ。だからあんな噂が立ったわけですね。噂にも何か根拠があるのでは? とは思ってたけど、機械音が唸り声に聞こえたとか、そっち系に考えてしまいました。
しかし、ミステリーなんて読んでると、どうしても「犯人が何かの意図で…」とか勘ぐっちゃうんですよね。それを逆手に取られてしまった感じです。オスカーはともかく、事故ってのは本当なんでしょうか…? そこらへんはちょっとばかり、ぼかされてましたけど…。
鍵は莉英の自作自演だと思ってました。みんなすぐに思いついてたことですけど(笑)。誰かを庇うためなんだろうという察しはつきましたが、細かいところまではもう全然ですよ。グラスを割った理由とか。わかった人がいたらすごすぎです。
部屋が下がったから水槽の水があふれたってことなんですよね? ってことは、あの仕掛けを動かすたびに、部屋が濡れちゃうんでしょうか…? どうにかしようとは思わなかったんですかね?
いちばん心配だったのはオスカーが処分されてしまうのではないか…? ということだったのですが、どうやらお咎めなしだったようですね。まあ、オスカーが殺したわけではないことは明らかですし、当然といえば当然なんでしょうけど、死体とはいえ噛んで引きずり回してたので、危険だと判断されたら…と 思ってしまって。
保呂草と紅子の関係にも要注目! ですね。だんだん面白いことになってきてますよ~。
最新の画像もっと見る
最近の「小説」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事