消滅都市 #12 未来。最終話。結局ロストについては解決しないままだし、計画についても曖昧なまま。ダイチもタイヨウもまだロスト最深部にいるってことかな。ふたりっきり。タイヨウとしては同胞が生きていけるように計画を遂行しているわけで、ダイチのほうが裏切り者なんだよね。大勢を犠牲にする計画は許しがたいけど、彼は彼なりの正義で動いていたんだろうなと。むしろダイチのほうが何かもやっとする。自分の子供を観測者としてしか見ていなかったんじゃ…。世界を選ばせるというのは残酷だよ。ロスト以降に生きてきた三年がなかったことになってしまう。つらいことが多かったけどそれだけでもなかったわけで。しかし、選ばないという決断をしたくても自分の一存で決めていいのか迷いそう。「全ての人のために」なんて言われたら重い。ダイチはそういうところもずるいなと思ってしまった。ユキはひとりロストから生還したけどタクヤの記憶はなくしていると。なのに、海の見える家やグリーンのカーテンなど、波打ち際で語っていた未来そのまんまで…それだけでうるっときてしまった。でもタクヤも生きてるんだよね? タマシイとかじゃなくて生きてるんだよね?? そしてエンディングは Hello, Again。うー、これはずるい! 泣く! そういえばタイヨウがピアノソナタ月光ばかり弾いてたのはなぜかちょっと考えてたけど、忠実なツキに対する感謝の気持ちだったのか、あるいはツキを心酔させていいように扱うためだったのか…。