有名出版社の編集者が撲殺された事件。
雑誌記者が殺してしまった経緯については同情の余地があるけど、その後、見逃してくれたひとを全力で犯人に仕立てようとするあたりクズだと思った。罪悪感とかまったくないのね。「あなたの運もここまでですか?」なんてよく臆面もなく突撃できるな。そういうクズみたいな人間性だから仕事も上手くいかないんじゃないかな。
真琴は長いこと人気作家としてやってこられたんだから、実力はあるんだろうなと思ってた。盗作でデビューできたとしても実力がなければあとが続かないわけで。普通に自作でデビューしてもつづけて作品を出していくのは難しい世界らしいし。
結局、盗作したのは恵子のほうでした。真琴は最後に恵子を傷つけたとか言ってたけど、真琴のほうがよっぽど傷ついたんじゃないかな。友人に盗作され、それを持ち込んだけど相手にされなかったなんて…二重でつらいじゃん。「自分の本で勝負できないなんて、わたしなら書くのやめると思う」くらい言って当然。