セラヴィ

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SMBC日興証券の幹部らによる相場操縦事件(空売り/終値関与/下値支え)が気になって

2022-03-11 18:48:34 | ニュースウォッチ

SMBC日興証券の幹部らによる相場操縦事件について新聞の紙面をにぎわしていたが、果たして何を彼らはやったのかがいまいちわからなかったので自分なりにまとめてみた。

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「空売り」対抗で買い支えか SMBC日興相場操縦事件

SMBC日興証券幹部らによる相場操縦事件で、逮捕された幹部らが株価の下落につながる「空売り」に対抗するため、不正な注文による買い支えを図った...

日本経済新聞

 

まず前提として、SMBC日興証券が大株主から保有株を引き取って複数の投資家に転売する「ブロックオファー」取引が存在していた。

その株の株価を安定させて高く売るために、

  • 市場が閉まる「大引け」間際に大量の買い注文を出す「終値関与」
  • 大引け前の時間帯にも買い注文を出して株価の下落を防ぐ「下値支え」

をしていて、どちらの手法も市場で多くの買い注文が出されて取引が活発であるように見せかけて、他の投資家の高値注文を誘うため、市場での公正な価格形成を阻害する行為とされていると。

SMBC日興証券が買い注文を集中させていた日には、外部の投資家らによる空売りも集中したらしい。

空売りは自ら持っていない株を借り、売却後に買い戻す取引で、株価が下がれば利益を得られる。株価下落が確実視される相場環境で集中しやすく、大量の空売りがあった場合は株価の下落も起こりやすい。

さらに、社内の複数の部署がかかわっていたとみられていることで、組織的に行われていた可能性があると。

SMBC日興はブロックオファーの実施に伴い、売却先の投資家を募る期間を通常1日としていた。取引日の前日に告知して投資家を募集し、取引当日の終値から数%安い価格を売却価格と定めていた。一般的に、終値より数%安い価格で大量に売買するブロックオファーが成立すると、株価はその価格に引っ張られる形で下落しやすいとされる。関係者によると、SMBC日興のブロックオファーでは、翌日に株価が下落する可能性が高いことを知った投資家らが空売りする事態が頻発していたという。

なんというか、これ致命的な仕組みな気はするよね。

一般的には募集に4,5日かけるのが普通で、そのぐらいの期間があるとカラ売りがかけにくいんだと。なるほどね。

特捜部は4人の認否を明らかにしていないが、関係者によると、4人はいずれも特捜部の調べに対し、「通常業務の範囲内だった」などと容疑を否認しているという。

ほんまかいなとは思うが、今後の展開を見守りたい。

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空売りで利益を狙う マヂカルラブリーと学ぶ 松井証券 資産運用!学べるラブリー Season2 ~めざせ億り人~#10

「松井証券 資産運用!学べるラブリー」が帰ってきた! 資産運用について学ぶ学校を舞台に、 M-1グランプリ2020年チャンピオン・マヂカルラ...

youtube#video

 

空売りについてYouTubeで調べていたら、松井証券がマヂカルラブリー使って、こんなチャンネルをやっていた(笑


日教組加入率45年連続低下/東京暗渠の川を辿ると/DOMINIX(ドミニクス)fromベトナム

2022-03-08 18:38:27 | ニュースウォッチ

花粉がつらい日々が続きます。

今日もまたニュース、コラムなど気になった記事をとりあげていきます。

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日教組加入率20.8%

2021年10月1日時点の日教組の加入率は前年比0.5ポイント減の20.8%で、過去最低を更新したことが2日までに、文部科学省の調査で分かっ...

日本経済新聞

 

こちら。まだ日教組なるものが存在していることに驚いた。

45年連続低下って安定しているなあ。

そもそも日教組って、幾つかある教員組合の1つで、最も組合員の多い団体。

それがいつからか、政治に首をつっこむようになっていき、戦争に反対し、憲法改正に反対し。

卒業式や入学式での教員が「君が代斉唱」する事にも反対。自衛隊反対、天皇制反対。

それでも日教組に加入している教員は20%はいるんだから不思議だ。

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上り下りのある散歩 行動学者 細馬宏通

2019年に東京に越して来て、仕事にも慣れ、ようやく余裕ができたと思ったら、コロナ禍が来た。会えない。さわれない。靴底を介して足裏だけで街と...

日本経済新聞

 

学者の方のコラム。東京には起伏が多いと。

「数メートル単位で細かく高低を色分けした地図を見ると、台地のあちこちに渓谷のような切れ込みがある。それはかつての川の跡なのだが、多くは埋め立てられて、今では川ならぬ川、すなわち暗渠(あんきょ)になっている。近所にもそういう暗渠があって、それに沿って歩くと、今まで気づかなかった微細な地形がおもしろくなってきた。」

暗渠をたどるさい、下るのと上るのとでは、景色の見え方が違うと。

下るとき、屋根のなす稜線(りょうせん)は微(かす)かに下がっていき、少し街を見おろす格好になる。足取りは水の流れに乗るがごとく勢いがつき、開けていく眺望に向かってすたすたと前へ進んでいく。一方、上るとき、歩みは少し遅くなるけれど、その分、周りの家並みや店先の一つ一つに目が行きやすくなる。

こういう感性が素敵だ。

上り下りは、暗渠を横切るときにも生じる。かつての川を横切るということは、小さな谷を横切るということであり、川岸へと下り、川岸から上ることになる。歩いている自分が川に沿っているのか、横切っているのかは、両側を見るとおおよそ判別がつく。川に沿っているときは谷底にいるから、両側はどちらも勾配が上がって微(かす)かにV字型になっている。一方、横切るときは両側に規則的な起伏は生じにくいかわりに、行く手にはっきりとした下りと上りが現れる。

街歩きの際に参考にさせていただこうと思う。

YouTubeで探すと、東京で暗渠をたどる旅の解説動画がある。これも役に立ちそうだ。

 

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「違法薬物タバコ」密輸横行

違法薬物に指定された成分を含む紙たばこ状の「ドミニクス」の密輸が増えている。ベトナム人が母国から持ち込み、SNS(交流サイト)などを通じて日...

日本経済新聞

 

違法薬物に指定された成分を含む紙たばこ状の「ドミニクス」の密輸が増えているというニュース。

そんなものの存在を知らなかったが、「DOMINIX(ドミニクス)」はベトナムで若者を中心に蔓延している危険ドラッグの1つで、ベトナムでも規制されているが不正に流通しているらしい。

2021年のニュースによると、指定薬物の「MDMB-4en-PINACA」を含有していたと。

知らないところで、世界は動いているのだね。


錯覚に過ぎない愚かな「ふるさと納税」制度/「銃声が鳴ったら買え」の格言今もなお/スポーツベッティングはじまるの?

2022-03-04 14:20:40 | ニュースウォッチ

今日はいくつかのニュースやコラム記事から気になったものを紹介していこう。

 

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ふるさと納税は非効率な錯覚

ふるさと納税は発足から14年が過ぎ、国民に定着した感がある。個人が選んだ自治体に一定額を寄付すると、2千円の負担だけで、寄付した分だけ居住地...

日本経済新聞

 

この日経の名物コラム、大機小機の主張はごもっともだ。

『たとえば東京都民が1万円をどこかに寄付すれば、市価3千円の高級牛肉を受け取れる。その代わりに都の公共サービスは1万円分減ってしまう。それなら都が財政資金から1万円を出してたった3千円相当の高級牛肉をどこかの自治体から買い、都民に配るのと同じだ。こんな政策なら都民は大反対するだろう。』

『都会の住民がそれに共鳴し、自分が受ける公共サービスを減らしてでも応援したいというなら、納得がいく。それなら選択基準は各地方の提示する使い道の中身のはずだが、現実には、返礼品の中身で選ばれる。』

『政府が大局的な視点から地方への再分配を増やしたいなら、所得税や法人税、消費税など国税を引き上げ、地方交付税による分配金を増やせばよい。そうすれば、集めた金額を返礼品分の減額なしにそのまま地方に回すことができる。』

こういうことをなぜ、メディアは声高に叫ばないのだろうか。

首都圏の税収を、地方が奪いあっている。

こんなことをしていては日本が弱体化していくだけ。

中間に入る業者が肥えていくだけ。

世田谷区や川崎市の流出がひどいとデータが出ているが、自治体としたらたまったもんじゃない。

とはいえ、それを区民や市民に呼び掛けてもしょうがないもんね。

 

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「銃声は買い」動いたマネー

相場格言「銃声が鳴ったら買え」で驚異的な戻りをみせた24日に続き、25日の米国株も上昇した。経験則通りの動きに、市場ではひとまず安堵感が出て...

日本経済新聞

 

相場の世界での、「銃声が鳴ったら買え」「銃声は買い」という格言は今もまだ生きていると。

今後はロシアのウクライナとの停戦交渉が進みそうになったら、一気に戻してくるのだろう。

 

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スポーツベッティングとは? 欧米で続々解禁、税収増

「スポーツベッティングが欧米で新たな産業として成長していると聞いたけど」「スポーツの試合を対象にした賭けのことだね。ただ、日本では違法。解禁...

日本経済新聞

 

この記事で驚いたのは、主要7カ国(G7)でスポーツベッティングを解禁していないのは日本だけということ。

なぜなんだろう。八百長のイメージがまだ残っているお国柄だからだろうか。

『IT(情報技術)の進化で、情報やサービス、資金が国境を超えて流れるようになったからです。国内で禁止しても、海外サイトを通じて賭けられ、資金は国外に流出します。日本から海外の賭けに参加するのは厳密には違法と考えられますが、取り締まりはほとんどできていません。』

こういう状況なので、しぶしぶ動き出したってのが本音だろうか。


仮想通貨Coinhiveの無断採掘が最高裁で無罪になった件

2022-03-01 16:06:44 | ニュースウォッチ

このニュースは判決が出る前から、ずっと気になっていた。

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「不正」の線引き、厳格判断 仮想通貨の無断採掘で無罪

他人の端末で暗号資産(仮想通貨)をマイニング(採掘)した事件で、最高裁は20日、無罪の判決を言い渡した。不正指令電磁的記録保管の罪に当たるプ...

日本経済新聞

 

あるウェブサイトにCoinhiveが仕込まれており、そのサイトの利用者が知らないうちに、その利用者のPCなりで仮想通貨Coinhiveの採掘(マイニング)が行われていた事例。

で、そのことで高裁では10万円の罰金刑がくだったのに対し、被告人は上告した。

ポイントは、閲覧者の意に反する動作かどうか(反意図性)とプログラムが社会的に許容できるか(不正性)。

高裁では、両者を一体的に判断し有罪としていた。

一方、最高裁では、要件を個別に判断。反意図性は認めたが「動作は閲覧者が気付くほどのものではなかった」として、不正性を否定。

要は、ネット広告が掲載されていても、PCのリソースはくうわけで、それと同列で、不正性は低いと判断したわけだ。

なお、判決では、他人の端末を使ったマイニング行為をすべて認めたわけではなく、不正プログラムにあたるかどうかは動作の影響や利用方法などを踏まえ「社会的に許容しうる範囲内か」を厳格に考慮すべきだとの立場を示した。

まあ、あらためてフラットに考えると、少なくともいきなり罰金刑はやり過ぎな感もあるので、今回の最高裁の判決はまっとうに思える。

こちらがニュース映像。

 

面白いなと思ったのが、一般社団法人日本ハッカー協会が、1/31にライブ配信をしていて、

Coinhive事件の被告人の弁護を務めていた平野敬氏による裁判の振り返りや、高木浩光氏による今回の判決が与える今後の影響についての解説など、盛りだくさんの内容となっている。

時間が長いので全部は観れていないが、時間があるときに観てみようと思う。