タヌゥーの温泉日記☆跡地☆

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姥湯温泉 桝形屋

2016-07-31 00:00:00 | 温泉記事
山形県米沢市にある姥湯温泉「桝形屋」に宿泊しました。



まず伝えたいことは、道がとても悪い上に交通量はそれなりにあるので、宿にたどり着くまでに相当の覚悟が必要です。
退避所以外にすれ違えない道を10km進まなければなりません。
駐車場から、10分程度歩きます。

桝形屋には、3つの浴場があります。
まず、男女別の内湯です。
日帰り客は利用できません。



泉質は、源泉温度51.0℃、pH=2.6の酸性・含硫黄-単純温泉です。
加水、加温なしの源泉かけ流しです。
舐めるとさわやかな酸味と渋みが感じられます。



透明ですが、白い湯の花が舞っているため少し白みがかっているように見えます。
湯船は気持ち熱めのちょうどよい温度で、腕を撫でるとツルツルします。
また、強酸性のため、湯がありにはさっぱり感、爽快感があります。



次に混浴露天です。
混浴露天には、「山姥の湯」「薬師の湯」の2つの湯船があります。



「山姥の湯」は、桝形屋のメインの湯船です。
内湯と比べてかなり白濁していますが、大量に沈んでいた湯の花が舞っているためと考えられます。



山間にあり、秘湯の趣きは抜群です。



桝形屋の源泉は1本のみなので、泉質は内湯と同様です。
山姥の湯を含め、露天は全て加水、加温なしの源泉かけ流し表示の他、消毒なしの表示もありました。



早朝の山姥の湯は、白濁はしていませんでした。
湯の花が沈んでいるからでしょう。





もう一方の混浴露天「薬師の湯」は、山姥の湯よりも小さい湯船です。
定員は4~5名ぐらいでしょうか。



こちらも、湯の通り道が真っ白になっています。



最後に、女性専用露天です。
混浴露天が女性専用の時間になっている2時間、こちらが混浴露天となります。
こちらは薬師の湯と同じような広さの露天風呂です。





透視度は内湯に比べて低く、少し青みがかっているように見えます。



夕食は、県内産の牛肉と鯉の煮つけのボリュームがあります。
量、質ともに満足できました。
なお、ビールは別料金です。



朝食は、おかずの品が少し少なく感じましたが、山奥だし、山小屋と考えればこんな感じなのかもしれません。
お米がおいしいだけに、ちょっと残念でした。



冒頭に書きましたが、とにかく道が悪いです。
しかし、その苦労をしてでも浸かりたい温泉があります。
文句なく、最高ランクの温泉でした。


山形県米沢市大沢姥湯1
営業 9:30~15:30
料金 大人600円


鳴子温泉郷 中山平温泉 琢ひで

2016-07-12 00:00:00 | 温泉記事
鳴子温泉郷の中山平温泉「琢ひで」に宿泊しました。
「うなぎ湯」と銘打たれた琢ひでの湯は、ぬるとろっとした感触が特徴です。



琢ひでには、浴場が3か所あります。
1か所目は、男女別露天の「鶴の湯」と「亀の湯」です。
時間によって男女が入れ替わります。
建屋から少し離れたところにあります。



脱衣所の前には、私には敵わないものの、立派なモノが祀ってあります。



鶴の湯は、屋根付きの岩風呂です。



もう一方の亀の湯は、檜枠で造られた六角形の湯舟です。
広さは、鶴の湯の方が広いです。



泉質は、源泉温度98.6℃、pH=9.4の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉です。
無色透明で、かすかに硫黄臭がしますが、味はほとんど感じません。
うなぎ湯と銘打つのも納得のぬるっと感です。



2か所目は、「長生の湯」名付けられた男女別内湯と混浴露天です。
内湯は比較的小さい湯船です。



内湯の浴室から混浴露天へ出られます。
日帰り客の多くは、こちらの湯船を利用するようです。



泉質は、源泉温度100℃、pH=8.9の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉・硫酸塩泉です。
こちらも、鶴の湯、亀の湯と同様のぬるっとした浴感です。
湯口付近はかなり熱く、不用意に近づくと火傷します。



3か所目は、「石橋の湯」と「芍薬の湯」です。
こちらも時間で男女が入れ替わります。

石橋の湯です。
琢ひでで、最もゆっくりできる湯船かもしません。



泉質は、源泉温度67.9℃、pH=9.3の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉・硫酸塩泉です。



芍薬の湯も石橋の湯同様、大きな岩をくりぬいた湯船です。



芍薬の湯は、石橋の湯と異なり、樽風呂も付いています。



ぬるめに設定されているので、山間を眺めながら、ゆっくり浸かることができます。



夕食です。
オプションは付けなかったので、スタンダードなものになります。





朝食です。
ちょっと塩辛いものが多い気がしました。



鳴子温泉郷という温泉宿激戦区にあるだけあって、お湯も食事も質が良い方だと思います。
とろっと、ぬるっとしたおもしろい浴感は、なかなか味わえるものではありません。
ただ、私は平日料金で宿泊したのでお得感がありましたが、休前日料金だと割高かもしれません。


宮城県大崎市鳴子温泉星沼20-9
営業 10:30~14:00,15:00~20:00
料金 大人800円


鳴子温泉郷 鬼首温泉 間欠泉センター 

2016-07-11 23:58:36 | 温泉記事
宮城県鳴子温泉郷を構成する鬼首温泉(おにこうべおんせん)ですが、鬼首温泉自体も温泉郷を形成しています。
今回訪れた間欠泉センターは、正確には、鬼首温泉郷を構成する吹上温泉の間欠泉です。
間欠泉センターに入るために入場料として400円が必要です。





センター内には2つの間欠泉があり、その内の1つ「弁天」は、およそ10分おきに熱湯が噴き出します。





また、センター内には、温泉の滝も見られます。
入浴できないのが残念です。



さて、センター内には、無料(追加料金なし)で入れる混浴露天風呂があります。



申し訳程度の小さな脱衣所があります。



裸で入ってもいいのかもしれませんが、おそらく、そういう仕様の湯船ではありません。
色々なものが浮いています。
さすがの私も水着を着用しました。



泉質は、源泉温度約100℃、pH=8.4のナトリウム-塩化物泉です。



源泉のは熱いものの、湯船はぬるめなので長湯向き・・・と言いたいところですが、おそらく長湯できないでしょう。
たまたまかもしれませんが、湯船の底がヌルヌルで、とても不快でした。



水(温泉)遊び用の露天浴槽と考えた方がよさそうです。


宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上12
営業 9:00~16:30
料金 大人400円


川原毛温泉 川原毛大湯滝

2016-07-11 23:55:05 | 温泉記事
秋田県湯沢市にある「川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)」へ行ってきました。
滝そのものが温泉という、正真正銘「滝の湯」です。



まず、アクセス方法に注意が必要です。
川原毛地獄のついでにと、川原毛地獄から歩くと30分はかかります。
帰りは登り坂となるので、しんどいこと間違いありません。
歩く時間を短くしたい場合は、秋田県道51号泉から南下して川原毛大湯滝駐車場に車を停めます。
51号から駐車場までは、すれ違いえない狭い一本道となるので、ドキドキしながら進むことになります。



川原毛大湯滝駐車場からは、はるか遠くに川原毛地獄が見えます。



駐車場から大湯滝へは、約15分の道のりです。
当然、徒歩です。







10分ほど歩くと、大湯滝が見えてきます。
次第に硫黄の匂いも漂ってきます。



滝の高さは約20mで、滝つぼや渓流はすべて天然です。



滝に到着すると対岸に赤い脱衣所が見えます。
靴を履いたまま向こう岸に行くことはできないので、ここで靴を脱ぎます。
サンダルがあると便利です。



市のホームページに水着を着用するように書かれていたので、他のお客さんはいませんでしたが水着に着替えました。



滝より約1km上流で湧出する川原毛温泉が沢水と合流し、適温になって落ちてきます。
体感温度としては、40℃弱ぐらいでしょうか。
なお、温泉の泉質は、源泉温度94.5℃、pH=1.41の酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)-塩化物泉です。



温泉としての浴感ですが、ツルツルさっぱり感があります。
湯(滝)上がりもさらっとしていて、不快感がありません。



落差が20mもあると、ものすごい勢いで湯が落ちてきます。
背中がアザだらけになってしまいました。
また、体の自由が奪われ、流され、かなりの量の滝を飲みこんでしまいました。
かなり酸味がありました。



温泉としての質も良く、観光名所としても楽しめる一挙両得な場所です。
アクセスは良くありませんが、機会を作ってまた来たい場所です。




秋田県湯沢市高松番沢
営業 7月上旬から9月中旬(道路閉鎖期間(通常):11月上旬~5月上旬)
料金 無料


泥湯温泉 奥山旅館(入浴不可)

2016-07-11 00:00:00 | 温泉記事
秋田県湯沢市にある泥湯温泉「奥山旅館」に泊まってきました。
温泉の色が、泥水のような色の濁り湯であったことから、温泉名も泥湯となったそうです。



なお、私が宿泊した数日後、火事で全焼していまいました。
一日も早い再建を願いつつ、以下、現存している体で書きます。



さて、泥湯温泉には、宿泊棟に混浴内湯、別棟に男女別露天、さらに別棟に男女別内湯、混浴露天、貸切内湯があります。
基本的には全ての湯船で、加水あり、加温なしのかけ流しです。
日帰り客は、この建屋で入浴料を支払うようです。
なお、日帰り客は、混浴内湯、貸切内湯の利用はできません。



さっそく混浴内湯へ向かいます。



その昔は、旅館唯一の湯船だったのでしょう、それなりの人数が入れる広さです。
お湯はとても熱く、長湯とは無縁の浴場です。



源泉の泉質は、源泉温度64.2℃、pH=9.0の単純温泉です。
硫黄臭がし、舐めると苦く、とても単純温泉とは思えません。



宿泊棟を出て一番近いのが男女別露天です。
この湯船が奥山旅館で最も広い湯船になります。





混浴内湯と源泉が異なり、源泉温度88.3℃、pH=3.8の単純温泉となっています。
ただ、泉質は、混浴内湯と似ており、味も苦いです。
お客さんが頻繁に出入りしている日中は白濁しています。



しかし、朝一番で行くと、湯の花が沈んで半透明になっています。



湯船が大きいためか、かなりぬるめです。
熱い源泉が投入される一方で、冷やされた源泉も別のところから投入されています。



男女別露天とはさらに別の棟に、奥山旅館の看板湯船とも言える混浴露天があります。



脱衣所を抜けると、まず男女別の内湯があります。
湯船の温度はとても熱く、長湯向きではありません。
また、内湯の奥にはお目当ての混浴内湯があるため、浸かっている人もあまりいません。



混浴露天は、2つの湯船が上下に並んでいます。
どちらもちょうどよい温度で、2つの湯船に温泉としての違いは感じられません。



女性は、上の湯船近くから出てきますので、男性はなるべく下の湯船に浸かるのがやさしさなのかもしれません。



泉質は、源泉温度67.5℃、pH=2.48の酸性-鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉です。
男女別露天等よりも若干茶色がかっている気がします。
少し金臭く、舐めると酸っぱいので、男女別露天とは全く違ったお湯が楽しめます。



貸切内湯は、宿泊者限定となっています。
予約制で、1時間利用できます。



2つの浴槽があり、奥側は立ち湯スタイルとなっています。
一番深いところで120cmあります。



混浴露天と同じ棟にあるため、泉質も混浴露天と同じです。



先客から時間が経っていたようで、湯の花が沈んでいました。



夕飯は、皆瀬牛のオプションを付けたので豪華でした。







調子に乗って地酒飲み比べセットを頼むと、おちょこのおまけ付きでした。



朝食です。



どのお湯も、泥湯温泉という割にはさらっとした浴感ですが、泉質が抜群にいいです。
全焼してしまったのが、本当に残念です。


秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
営業 10:00~17:00
料金 大人500円