タヌゥーの温泉日記☆跡地☆

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老松温泉 喜楽旅館

2016-05-08 23:55:58 | 温泉記事
那須湯本温泉の近くにある「廃墟」で有名な温泉旅館「喜楽旅館」へ行ってきました。



駐車場に車を停め、小路を進みます。





すぐに、2つの建屋が見えてきます。



右側の建屋で入浴料を支払うと、左側の建物に入って階段を降りるよう案内してくれます。



歴史を感じる階段です。
建物内は廃墟らしいにおいがします。



天井が剥がれていました。



脱衣所入口はきれいですが、女湯の奥へ行くと、床が柔らかく抜けそうです。



浴室は小さめで、共同浴場のような造りです。
湯船は奥と手前の二層に分かれていますが、奥は空っぽです。
少し白濁したお湯です。



泉質の詳細は不明ですが、源泉温度約25℃、弱アルカリ性の単純硫黄泉のようです。
硫黄の香りはしますが、味はしません。
源泉温度が低いため、加温されており、手前のパイプをひねると加温された源泉が出てきます。



スベスベとした浴感で、少しぬるっとしていることもあり、肌に馴染みます。
湯は絶品ですが、初めて訪れる場合は、湯に浸かるまでに一定の度胸が必要です。


栃木県那須郡那須町湯本181
営業 8:00~20:00
料金 大人500円



塩原温泉郷 元湯温泉 ゑびすや

2016-05-06 23:55:39 | 温泉記事
塩原温泉郷の元湯温泉「ゑびすや」へ行ってきました。
ゑびすやには、混浴内湯と女性用内湯があります。



混浴内湯には、「梶原の湯」と「弘法の湯」の2つの湯船があり、どちらも源泉かけ流しです。
写真手前側にある梶原の湯は、通称「ラムネの湯」と呼ばれ、特に胃腸病に効果があります。
大正時代には、この湯で胃腸薬もつくられていたそうです。



泉質は、源泉温度40.8℃、pH=6.5の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(硫化水素型)です。
ぬるめでしっとり感があり、ついつい長湯してしまう心地良さです。



梶原の湯よりも緑がかった弘法の湯の泉質は、源泉温度52.8℃、pH=6.9の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(硫化水素型)です。
間欠泉のため、約5分おきにドバドバと熱い湯がそそがれます。
こちらの湯は、入るのをためらうほど熱くなっていますが、入ってみれば、すぐに慣れてしまうから不思議です。



排水経路には、析出物が蓄積していました。



脱衣所の手前には、飲泉所があります。
非常に苦く、確かに胃腸に効きそうです。
なお、飲泉してから30分は飲食しない方がよいとのことでした。



塩原最古の湯「梶原の湯」は、温泉好きならば入ってみたい名湯です。
今度は宿泊して、じっくりお湯を味わいたいと思いました。



栃木県那須塩原市湯本塩原153
営業 11:00~15:00
料金 大人500円


南紀勝浦温泉 ホテル中の島

2016-03-04 00:00:00 | 温泉記事
和歌山県那智勝浦町にある「ホテル中の島」に泊まりました。



ホテル中の島は、島にあるホテルであるため、船で向かいます。
時間にして5分程度です。



部屋からの眺めです。
宿泊者を乗せた船がこちらに向かってくるのが見えます。



ホテル中の島には、男性内湯、男性露天風呂、女性内湯が各1つ、女性露天風呂が2つあります。
また、その他に有料の貸切風呂が2つあります。
男性内湯は、循環併用の大浴場となっており、源泉かけ流しと思われる露天風呂「紀州潮聞之湯」へは浴室から階段を降りていきます。



上の写真右側は洞窟風呂のようになっています。



この洞窟内に湯口があり、ボコボコと湯が投入されています。
泉質は、源泉温度51.0℃、pH=7.6の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。



浴槽としては三段になっており、海側には、この洞窟内の湯が冷まされて流れてきます。



アングルが悪いですが、海側の眺めです。



お湯は、少し硫黄臭があるものの、海の生臭い匂いの方が強く感じます。
塩味のある微白濁の湯で、ツルツル感があります。



夕食は、大きい会場で取るタイプです。
出た食事もファミレスのような印象です。



昭和の匂いがするホテルです。


和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字勝浦1179-9
営業 14:00~20:00
料金 大人1,000円


谷内温泉

2015-11-20 23:56:41 | 温泉記事
青森県十和田市にある谷地温泉(やちおんせん)へ行ってきました。
谷地温泉は、「日本三大秘湯」の一つとされています。



建屋内にある券売機で入浴券を購入し、受付に渡して浴場へ向かいます。



谷地温泉は4つの源泉を持っています。
男湯には、ヒバ造りの下の湯(写真手前)及び上の湯(写真奥)の2つの湯船があります。
※混浴も同様のようです。



最も湯量の多い2つの源泉が、かけ湯用に使用されているそうです。
泉質は、源泉温度が36℃であること以外は不明ですが、色や匂い、味等から、次に紹介する「下の湯」と近しい泉質と思われます。



谷地温泉の4源泉のうち、霊泉と銘打つイチオシの源泉は「下の湯」に使用されています。
浴槽の下から湧出している下の湯源泉の泉質は、源泉温度38.2℃、pH=5.2の単純温泉です。
白みを帯びており、硫黄臭がしますが、舐めても味はほとんど感じません。



霊泉と言われるだけあって、少しヒリヒリとし、体に応える浴感です。
初心者に推奨される入浴方法は、まず30分~60分ほど下の湯で体を慣らすそうです。



次に、となりの「上の湯」で5~10分間、体を温めます。



「上の湯」の泉質は、源泉温度42℃、pH=不明の硫黄泉です。
下の湯よりも白濁しており、同様に硫黄臭がしますが、味はほとんど感じません。



浴槽の隅には、白い湯の花が溜まっていました。
ぬるめの下の湯の後に入ると熱く感じますが、この湯船単体でみればちょうどよい温度だと思います。



男湯には、打たせ湯もあります。
浴室内に、下へ行く階段(というか石段)があります。
なお、滑って怪我をしても自己責任という注意書きがあるので、その覚悟が必要です。



階段を降りるとちょうど脱衣所の真下に打たせ湯がありました。



よくよく見てみると、「下の湯」の浴槽から落ちています。
下の湯浴槽に穴があるのも確認できました。



谷地温泉は、垢ぬけていない正真正銘の秘湯です。
お湯にも不思議なパワーがあるように思えました。
知名度に比して浴場が小さく「イモ洗い状態」になることが多いうそうなので、宿泊利用が良さそうです。


青森県十和田市法量谷地1
営業 10:00~17:00
料金 大人600円


蔦温泉

2015-11-20 23:55:41 | 温泉記事
青森県十和田市にある蔦温泉(つたおんせん)へ行ってきました。



蔦温泉には、旅館棟専用の混浴風呂だった「久安の湯」と湯治棟専用の混浴風呂だった「泉響の湯」があります。
写真の左手の建物に久安の湯、右手の建物に泉響の湯があります。
1回分の日帰り入浴料で、どちらも入浴可能です。



久安の湯には湯船が1つしかないため、時間で男女が入れ替わります。
脱衣所を出て、階段で一段下に降ります。



浴室の奥側にはシャンプー類があります。



久安の湯は、蔦温泉旧湯と名付けられた源泉が使用されています。
泉質は、源泉温度47.3℃、pH=6.9のナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。
温泉がブナ材の底板から湧き出していることから、「源泉かけ流し」ではなく「源泉湧き流し」だそうです。



蔦の森の湧水で温度を調節しています。



目を凝らすと、茶色い細かな湯の花が確認できました。
無色透明、無味無臭でクセがなく、非常にやさしくなめらかな浴感です。



泉響の湯は男女別になっているため、久安の湯と異なり時間帯を気にする必要はありません。
平成8年に改築され20年近く経っていますが、新しさを感じる浴場です。



泉響の湯でもシャンプーは可能です。



天井は高く、浴槽から梁(はり)まで12メートルもあるそうです。
開放感があり、久安の湯とはまた違った趣きの浴室です。



泉響の湯も久安の湯と同様に、底から温泉が湧き出ている「源泉湧き流し」です。
蔦温泉新湯という名の源泉が使用されています。
泉質は、源泉温度45.4℃、pH=6.9のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。



こちらも久安の湯と同様、無色透明、無味無臭で、やさしい浴感です。



今回は日帰り入浴で利用しましたが、次回は是非宿泊したいと思いました。
時間を気にせず、ゆっくり何度も浸かりたくなる至高の温泉です。


青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1
営業 10:00~16:00(冬期休館)
料金 大人800円