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祖母との思い出

5月に大好きだった母方のおばあちゃんを亡くしました。

おばあちゃんの死は急でした。
亡くなる4日前くらいから歯茎が腫れ出してそれが原因。

前の日におじいちゃんが、おばあちゃんの容態を知らせにうちに来た。
それまで私たちはそんなことになってると知らなかった。

すぐに母さんが、おばあちゃんの家に行ったけど状態は悪くて
でも本人は絶対に病院に行きたくないと言うし
明日は来なくていいから電話で様子を聞いてくれればいいと言われたらしい。

だけどそんな訳にはいかないから次の日、母さんは様子を見に行った。

前日より腫れが酷くなってると思った。
でもやっぱり本人は絶対に病院に行かないという。

だけどこのまま置いておくことは出来ないと判断した母さんは
救急車を呼んだんだけど、家に着く前におばあちゃんは亡くなってしまった。

仕事中に母さんから電話が来て、おばあちゃん死んじゃったんだ。
って聞いた時、衝撃すぎて何も言えなかった。

電話を切った後、今のって現実だったの?って数分考えた。
でも現実だよね。って思って会社の人に伝えるまでに相当戸惑いました。

仕事終わっておばあちゃんの家に行くと親戚の人が布団敷いてるの見て
おばあちゃんって本当に死んじゃったんだって思いが一層強まった。

病院に急ぐと救急センターの部屋に、おばあちゃんが居た。
寝ている顔と同じで。いつものフンっていう得意な顔で今にも目を開けそうだった。

73歳なんて、お迎えが来るには早いよ。

死因は第一類感染症とのことでした。

そんなおばあちゃんには自分が亡くなった後
こうして欲しいという希望が2つありました。

1つは家族葬にしてお知らせもしない。
本当に近い人だけで送って欲しいというのと
遺骨を納骨しないで家に置いて欲しいということでした。

母さんが親戚の前で本人の希望だったから家族葬にする。
新聞にも載せないと言ったら両家ともにえー?家族葬ー?って雰囲気。

特に、おじいちゃんの兄弟が反対してた。
おじいちゃんは校長先生までやった人だから
一般葬の方がいい。新聞にも載せなさいと。

だけど、おばあちゃんの姉の「○○ちゃん、ずっと家族葬がいいって言ってた」
の一言で、それ以上、反対されずに無事に家族葬で葬儀を終えました。

家族葬と言っても、新聞に載せないだけで
親族と友人等は参列してくれましたよ。

結局、最後は1ヶ月以上もおばあちゃんに会いに行けなかった。
仕事が忙しいことを言い訳にして。

そろそろ遊びに行こうかなーって思ってた矢先だった。
もっとああすれば良かった。こうすれば良かった。って後悔ばかり。

こうなると分かっていたら毎日おばあちゃんに会いに行ってたよ。
だけど、おばあちゃんが亡くなるなんて全く思わなかった。
全部、今になって思うこと。

おばあちゃんは亡くなったんだと、これで楽になったんだと
理解したつもりだったけど、あまりに突然すぎるお別れだったから

ふとした時に、おばあちゃんの色々な姿を思い出して泣いてしまう。


優しくて厳しくてバリバリのおばあちゃんだったんだよ。

子供の頃は青虫がやだと言って家の仕事(農業)を手伝わず
女に学問いらずの時代に高校に行きたいと言い張って
父親に叩かれたこともある。

1つ上の兄が父親を説得してくれて高校には行けた。
兄弟の男の人たちも高校に行ってないのに。

分からないけど9人兄弟で高校行けたの
おばあちゃんだけだったりして。

20年前に命に関わる病気をして医者に
余命半年と言われたが奇跡的に完治。

そして誰一人として死んでしまうと思っていない時に亡くなってしまった。

最後の言葉が「病院には行きたくない!」
「救急車呼ばないで!」だなんて・・・


もう1つの願い、納骨しないで。は家族は叶えようとしたんだけど
おばあちゃんの姉が、本人の希望でもそのまま家に置くのはねー
となったので分骨して納骨堂に納め、うちにも置くことになったよ。

そして今日、四十九日法要を終えました。
四十九日までに会いに来てくれるかなと思ってたけど全く出てこなかった。

妹の所には1m先にある花が自分めがけて飛んできたり
いとこの、なっきの所には受験勉強中、居眠りこいてたら

部屋の棚がガタガタ揺れて、落ちないはずの物が落ちたりしたらしい。

きっと布団に入って寝なさいと言いたかったんだろうね。

私とは、この世でたくさん遊んだから、もう何も言い残すことはなかったのかも。

幽霊とか霊界とか全く信じてなかった、おばあちゃん
実際に亡くなってどうだっただろう。

随分昔から、あの世とかはなくて死んだら終わり。何もないって言ってた。

去年の暮れ、父方のおじいちゃんが亡くなった時
少ししてから四十九日までの2週間くらい

毎朝起きる時間くらいに部屋の机がガタガタ音を立ててた。
最初は上に乗ってる物の関係かと思ってガタガタいうような物を
どけたけど、その後も音は止まらなかった。

私は今も、あれはおじいちゃんが起こしてくれてたんだと思ってる。

このことを今回亡くなったおばあちゃんに話したら
気のせいじゃない?って言われたけど。

霊界があるのかないのか天国とか地獄の存在とか
死んだことがないから分からない。

おばあちゃんの魂は今どうしてるだろう。




今日の写真







いとこの、ちぃ久々にBlogに登場。

ちびっこだった、ちぃがもう高校生だよ。早いー。







ちぃたんと並ぶの怖いお。15歳の肌には敵わない。

なっきは部活で来られませんでした。


大切な人を亡くすことは悲しいけど
それだけじゃないと思います。

おばあちゃんはきっと違う世界に行ったんだと思ってます。


おばあちゃん、たくさん可愛がってくれて叱ってくれてありがとう。
いつまでも忘れないよ。


グンナイ
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