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映画史の原点

今日、ネットでちょっとしたことを検索してたら

“井上慎二郎”の名前があって

この人、岸和田少年愚連隊のエンディング曲の人!
って思って、調べてみたら、やっぱそうでした。

映画「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」
との出会いは忘れもしない中学1年の年末。

新聞のテレビ欄に載ってたこの映画を
何の気なしに見てみようと思ったのがきっかけ。

深夜2時ちょっと前だったはず。
真っ暗な部屋でこの映画を見たのです。


内容は簡単に言うと暴力映画です。

ケンカと友情と恋で成り立ってるような話。

平気で金属バットやナイフ振り回して
同じチンピラをボコボコにしたり。

見るに耐えないような酷いシーンもあります


そして登場人物は、主人公
リイチを演じてるのが千原ジュニア。
その恋人、リョーコが鈴木紗理奈。

残念な兄、せいじも友達役の
ユウジとして出演してます。

はっきり言ってホント、どうしようもない奴らばっかです。

原作者の中場利一も出てるんだけど
この映画の数年後、実際に覚せい剤で捕まってるし。

要するにそっち系の人が作った映画ってこと

どうしようもない奴らで、どうしようもない
映画なんだけど、なんか好きなんだよねー

その時、1回見ただけでこの映画が
大好きになってしまって影響されまくり。

リョーコに憧れました

あの当時、鈴木紗理奈
二十歳くらいだったと思うんだけど

柔らかそうなふんわりしててサラサラしてて
ちょっと栗色のロングヘアで
肌とかすべっすべで、薄化粧で

とても元ヤンには見えない感じなんです。

冒頭の高校卒業式の放課後
中庭で担任を騙すシーンの

セーラー服姿とかマジ可愛いです


黒のダッフルコート着てみたり
紫のアイシャドウ使ってみたり

リョーコが落ち込んだ時に度々やる
電気を消してお風呂に入るのとか

よく真似したな。。。


誰もいない電車の中でつり革につかまって
ぶら下がるのとかは、やってみたかったんだけど

結局、できずに終わったけど。


中学と高校の前半まで美容師になりたかったのも
完全に、リョーコの影響です。

大人になったら大阪に住むんだって決めてたし。


タイトルで検索したらGyaoに無料動画があって
少し観るつもりが、再生したら最後まで観てしまいました。

てか、今見てみたら登場人物って
後々けっこう大物になる人が
出てたんだなーとか思いました。

リイチの天敵、定をやってるのは北村一輝。

それから大勢のチンピラの中に
獅子舞コントお馴染みの、たむけんがいます。

ゲーセンでのケンカシーンで、たむけん一人が
アップになる時があるんだけど、その時に

あー!!これたむけんやんっ!!!って思いました。

ユウキロックがいるのは前々から気づいてたけど
たむけんは知名度上がる前だし全然気付かなかった。

エンドロール見ると他にサバンナとか書いてあるので
あのチンピラの中にいるんだろうけど
どの人なのか分からない。。。

でも、あのほんわかイメージの八木の
ケンカシーンとかあまり見たくないんですけど。


主人公のジュニアですら
当時は知名度あまり高くないからね。

初めて映画を見た時、この人が後に
いいともレギュラーになる日が来ようとは
思ってもみませんでした。。。

今よりめっちゃ目とか鋭くて、かなり顔違うけど。


中場利一の自伝だから
時代背景は70年代なんだけど

自分が、昔風で懐かしくて
ちょっとセピア色の映画が好きなのは
この作品がきっかけと言ってもいいかも。

自分の心を射止めた映画ってこれが初めてでしたね。

今では見たらやっぱり好きなことは好きだけど
あれから数え切れない程の映画と出会って

大大大好きな映画、不動の1位は
見事に「幻の湖」に取られてしまったし

あの頃に出会ったからあれ程好きになれたのかも。

暴力映画だし、リイチも、それを取り巻く人々も
はっきり言っちゃ、ろくでなしです

あんなシバかれて血だらけになってんのに
無駄に純情だったりね。

そんなんで、もう背中がむず痒くなってくるような
恥ずかしい感覚を覚えてしまうシーンがよくあります

でも、あの頃と同じように好きなシーンは
ちょっとネタバレになるかもだけど

ラスト近くのユウジの病院で久々に再開した
リイチとリョーコ。病院をあとにした2人は

バス停で卒業式の写真を見て笑い合ってるんだけど

強がって本当の気持ちを言い出せないまま
別々の道を歩き始める。

だけど2人の思いは一致。好きや!!

リイチ、リョーコを追いかける!!!

リョーコも振り返る!!!


だけどリョーコの姿を見つけることはできなかった。

このシーン、今見てもズキュンとくる

リイチ、立ち止まったそこの後ろの階段を上ったら
リョーコに会えたのに。。。。。

でも、あれで良かったのかもね。


見ていて中学生の自分に戻った気分でした。

音楽も好きです。
劇中の曲もいいし、エンディングの
井上慎二郎さんの「Let It “C”」もイイ。


リョーコが屋上にいるシーンの景色とかも素晴らしい。
岸和田城と瓦屋根の家々。すごく風情があって好き


そんなんで懐かし映画
「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」でした。


グンナイ
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