☆ C h e r r y B o m b ★

夏雪

君の愛は温もりを運んでくれた
特に抱きしめた時に それが分かる
伝わる心臓のときめきは
パチパチと弾ける火花のよう

ポケットに入れた手の温もりが
長い道のりを忘れさせてくれる
冷たい氷雪の世界でも
君を抱きしめられれば満足さ

季節が変わるように
約束も変わってしまうとは
君の冬の衣服だけが
僕の部屋の窓に残される

君の世界はいつも通りに晴れて
遠くの僕は夏でも雪を見つめている
僕の孤独は君のいない夜に
じわじわと凍りついていく

僕への愛はもう期限を過ぎ
僕の心は夏なのに雪が降っている
冬はとっくに過ぎ去ったのに
僕はこの冬眠をどうしても
やめることができない

僕の世界の季節は乱れ
赤道なのに雪が舞っている
熱帯雨林の原野は
一面白い世界さ

思い出は僕の心に雪のように積もり
太陽が昇っても融けることはない
汗をかくべき夏に ただ ひたすら涙を流す
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