「眠れる森の美女」-2

以前に買った、「眠れる森の美女」とは別のバレエ団の「眠れる森の美女」が発売になったので購入してきた。
今度は、限りなくオリジナルに近いということで期待は高まる。

まぁ、最初に結論だけ言うと…。
「サファイアの精のバリエーション」の曲を使った踊りがカットされていたのが残念！

まぁ、それ以外では前回のものにも勝るとも劣らない、素晴らしいものだった。
さすがキーロフ・バレエ団！
上演が1982年ということで、ちょっと古臭い場面もあるのだけど（笑）、そのあたりは仕方ないか。

オーロラ姫が16歳にしてはやけに老け顔なので、「あまりアップにしないで～」と思ってしまった。
解説書を読んで仰天。
なんと、オーロラ姫役のバレリーナは当時49歳！！
その年まで主役が張れるというのも凄いな。
デジレ王子のダンサーは当時30代後半。実にその差10歳前後。
何だか、別次元の世界を見ている感じだなぁ。

第3幕の最大の見せ場でもある「フィッシュ・ダイブ」という技がなかったのは、年齢的なものかしら？
このDVDを買う前に、YouTubeにアップされていた89年のキーロフ・バレエ団の「眠れる森の美女」を、
所々ピックアップして見たのだけど、それでは「フィッシュ・ダイブ」は行われていたし。
折角だから見たかったなぁ…。

それにしても…。

間で行われるアンコールの多さは参った。
まだ先があるのに、呼び戻すなよ！って言いたくなった（汗）
せめて1度だけにして～～。

2つのバレエ団のを見比べて、どちらが好き、というのは感じなかった。
それぞれにいいところ、不満を持つところがあったせいかな。
両方のいいところを合わせると、私にとっての最良の作品になるのかもしれない（笑）