そんなにキレなくても

駐車料金（400円～600円、駐車時間によって異なる）をケチるために、送り迎えをしてもらっている通院。
その迎えを待っている時に起きた「事件」。

車を乗り降りする場所は宝くじ売り場の前で、特に今のようにジャンボなどが発売されているときは、一時駐車の車でいっぱいになる。
本当は違反なはずなんだけどな…。
まぁ、いっぱいになると言ったって、最大で5台ぐらいだが。
その「違法駐車」の脇の歩道で迎えの車を待っていたのだが、そのときに年配の夫婦が通りかかった。
ご主人の方が半身マヒのような感じで、手にしていた荷物を取り落としてしまった。
「あっ！」
と気付いた時には、車を誘導していた警備の人がさっと駆け寄って散らばった荷物をかき集めていた。
その警備の人に向けて発せられた信じられない言葉。
「何ばしよっとか！！（何をしているのか）」
何がご主人の逆鱗に触れたのか分からず、あっけに取られていると、奥さんの方も
「いらんことせんで！」
と…。
ますますあっけに取られてしまった。
警備の人は素知らぬふりをして、荷物を手早くまとめてご主人に渡して仕事に戻った。
たぶん、こんな理不尽な言いがかりは慣れているのだろうな。
なんでこんなギスギスした世の中になったのだろう？

荷物を拾い集めるのもリハビリのうち？
でも、そこは「違法駐車」の車が入れ替わり立ち替わり来る場所。
ハッキリ言って危ない。
警備の人がいるのに事故なんて起きてしまったら、大変なことになる。
リハビリならもっと車の少ないところでやってくれ…と思ってしまった。

別に感謝しろとまでは言わないけど、こんな場面で使える、オールマイティな言葉が日本語にはあるのにな。
「すみません。」
謝罪にも感謝にも使える、何より改まる必要のない、便利な言葉だと思うんだけどなぁ…。
年代を問わず、いきなりキレる人が多い昨今、何だか怖いな。