
乗り場に行くと、既に入線していて、真黒な車体がひときわ目を引いた。
こんもりと盛り上がっているのは、石炭。

正面から一枚。
乗務員の方々が、記念撮影をしてくれた。
右の方に見切れている人は、記念撮影をしてもらっている人。

黒い煙と白い水蒸気。
まだ熊本駅ではそこまで大量の煙は放出していない。
熊本駅を出発すると、新八代、八代の順に停まる。
八代では少しだけど停車時間があった。
乗務員さんお勧めはコレ。

なるほど。
八代駅は肥薩線の起点となる駅だったのか。
肥後と薩摩、で肥薩、ね。
八代を過ぎると、車窓には球磨川の雄大な流れが。

このあたりはまだおとなしい感じ。
この綺麗な流れがそのまま保たれるといいんだけどなぁ。

駅舎が築106年という白石(しろいし)駅。
ここは無人駅なので、改札も何もなく、即外に出られた。
そして、この路線最大の(?)見所スポット、一勝地(いっしょうち)へ。
ゲン担ぎの駅としても有名。
何より、この旅で唯一と言っていいくらい、盛大に煙を巻き上げるのだ。

偶然、親子がゲホゲホと咳こんでいるところが撮れてしまった(笑)

こんな風に大量の煙が噴き上げられている。
周りに民家も何もないから出来ることなんだろうけど、あまりに盛大で驚いた。
その後、人吉で2時間ほど時間をつぶした後、再びSLに乗車。
人吉の暑さで参ってしまっていたのもあり、しばらく爆睡。
一勝地も白石も目は覚めたものの、降りる気はさらさら起きず、ずっと身体を休めていた。
その後、坂本(さかもと)駅を出たあたりから、車窓に思いがけないものが映り始めた。
並行して走る車から、くまモンのぬいぐるみをぶんぶん振っている人がいる。
運転手さんも目線こそ正面に向いているけど、窓から片腕を出して手を振ってくれていた。
それに答えるように、私たちもずっと手を振り続けた。
トンネルに入って抜けてきたら、車内がどっと沸いた。
それもそのはず。

くまモンが大きくなってる~♪
この車、八代駅の手前までほぼ並走していたのだけど、途中で止まってしまったので、それで終わりだと思っていたのだけど。
何と、八代駅を出ると、駐輪場付近にこのご夫妻がいるではないか!
ビックリ!あの後追いついたんだ!
ちなみに…。
SLは車にも追い抜かれるくらいのスピードで走っていたので、60キロ前後かな。
結構のんびりとした旅でした。