Chiakiの徒然日記

天までとどけ8―第5回~第10回―

ボストンに留学している信平から嬉しい電話があった。
1週間ほどではあるが、一時帰国するというのだ。
久々に13人の子どもたちが揃うとあって、両親ともに嬉しそう。
帰国の日程がなかなか決まらず、ヤキモキした場面もあったが、信平が無事に帰宅すると、それはそれは大騒ぎ。
みんなにおそろいのTシャツを買ってきてあげたりと、信平も色々と気を使った様子。
お父さんの転職を巡って五郎と取っ組み合いの喧嘩にもなってしまったけど、それも丸山家らしい。
違う文化に触れていると、少し考え方も変わってくるよね。
信平と五郎、どちらが正しいのかは分からないが、どちらの意見も分かる。
これが正解!というものはないのかもしれない。

公平が正式にレイさんと婚約し、先方の両親にも挨拶に行った。
こちらは正平の時のようにもめることもなく、すんなり決まりそうで良かった。
モンシェリーの岩松夫妻にお仲人を頼むあたり…。まだこういう時代だったんだね。
このあともう少ししたら、お仲人を立てることなく式を挙げるというのが目立つようになるのだけど…。
岩松夫妻が喜んで引き受けてくれたのは良かった。
岩松さんも公平とレイさんの仲人を引き受けることで、より元気にならねば!と決意したことだろう。

七穂子が劇団で役を貰った。
演出家と意見の相違があり、悔し涙を流していた七穂子だけど、家では明るく振舞っている。
何もないところでパントマイムのように物を探す、なんて結構難しいと思う。
彼女ならきっと乗り越えられると思うから、これからも精進してほしい。
泣きたいときは思い切り泣いて、すっきりすることで開ける道もあると思う。
頑張りが見えるだけに、つい応援したくなってしまう。

六都子と同じくシナリオライターを目指している野中さんの仲がちょっと怪しい(笑)
六都子の方にはそれほど気がある様子ではないが、正平に「会ってみて」と頼むあたり、やはり彼女も少しは気に掛けているのかな。
そんな六都子、野中さんから旅行らしきものに誘われて揺れている。
着替え等を持って出ているようには見えないが、どうするのやら。
ちょっと気になるなぁ。

お父さんの転職問題。
年齢もあり、また十実子が小学4年生というのもあり、なかなか踏ん切りがつかない。
気持ちの上では会社を辞めるという方に、かなり傾いているようだが、色々な人から反対意見を聞き、迷っている様子。
子どもたちには「やってもいないのに」とたしなめるシーンが多かったお父さんだけど、
いざ自分に降りかかると、「やってもみずに」事業部から逃げようとしているというのが気にかかる。
やってみて「やはり自分には無理だ」と分かれば、退職…でもいいんじゃないかな?とも思うんだけどな。

一連のお父さんの騒動を見ていて思い出した、我が父のオヤジギャグ(笑)
「私は記者(汽車)ではありません、電車です。」(父は新聞社の経理や販売に携わっていた)
当時は何言ってんだか、と冷めた目で見ていたが、今こそ雄平お父さんに言いたい、「少しくらい電車を経験してもいいんじゃない?」と。

※追記。
私の感覚だけど、電車とは熊本市電(笑)JR系は全部汽車(列車)です。

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