笑って済ませ…られるのか？

いつだったか、食事中に携帯が鳴り響いた。
画面には見たことのない、携帯番号が表示されていた。
とりあえず出てみた。
そうしたら、宅配便のドライバーの方だった。

「○○（企業名）から、代引き△△円でお荷物があります。」

はっ！？
その企業は化粧品を主に取り扱っている会社なのは知っているが…。
私も母も使っていない。
最初に名前の確認があったのだが、そこは聞きそびれていた。
そもそも代引きで商品を発注するのに、自分の携帯電話を書くことはないので、そこで気付くべきだったが…。

「すみません、誰宛ですか？」

母にも注文の覚えがないということを確認した後に、相手に聞いてみた。

「え？え～と、□□さんですが…」

全然名前が違う。

「すみません、それ、うちじゃないです…」

「え！あ！失礼しました！！」

それでやり取りは終わり、再びの電話もなかったので、単なる間違いだったのだろうが…。
もし、あれで身に覚えがあって、
「お願いします」
なんて言っていたら、どうなっていたのだろう？
いきなり□□さんのお宅に現れる宅配便（代引き）となっていたわけだよね…。
化粧品なだけあって、結構高額だったからなぁ。

ところで、□□さんってどこにお住まいの方だったのかなぁ？
それも気になる…。