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えんじゃけん

「ブレイブ・ストーリー」その2

二回目の「ブレイブ・ストーリー」へ行ってきました。

今日は自由席ということで、好きな席に座り落ち着いてみれるなぁと
思ってたんですけど・・・・映画中盤で急に、
「そういえば、バイクの鍵とったっけかなぁ。」と思い出した。
そしてかばんを探るけれども、・・・・・ない。
とってないじゃん。
しかし、映画はまだ中盤。
(ちょうど、ファイヤードラゴンを救いにいくところ)
どうする!と悩みつつ。
一回見たし、今すぐ映画館を出て鍵を取りに行くのがいいのだろうなぁ・・・と
思いつつもラストがいんですよね、この映画。
ということで、「とられませんように!」と強く念じて
そのまま映画を見ることに。

最初の方におためし鳥が出るんだけど、
あとでパンフを読んで知ったことなんだけど、
おためし鳥って歌好きなんですね。
ワタルがおためしの森の鳥に流されているときって、おためしの鳥が
口々になんか言っているんだど、あれって歌?
今日もおためしの鳥の絵に夢中でおためしの鳥が何を言っているのか
聞けなかったんですよね。
たぶん、あれ、帰り道についてのヒントを歌ってませんか?
よくわからないけど。
だから、ワタルがカエルが帰り道だって気づくんですよね。
じゃないと、おやじギャグすぎて????状態ですよね。

それとミツルってすごいですよね、あの姫へのくどきが。
そうそう、このブレイブって子供の話ではあるんだけど、ワタルについても
そうだけど、男女っていうのかなぁ、そういうの結構意識して作られているよね。
まぁ、5年生の設定で作られているので、ちょうど男女の違いを
意識しやすい年頃ではあるのでいいのかなぁとは思うけど。
でも、あのミツルのような子供がいたら、ちとびっくりかなぁ。
一番その人にとって苦しいものが鏡に写るといわれて、
「それじゃあ、もし、その鏡が見れたならあなた(姫)が
写っているんでしょうね。」
ってそんな台詞、・・・・子供ゆえにいえるのか?

それにしてもラストは本当胸を突かれますね。
自分の負(影)との戦い。
自分の影を受け入れるワタル。
そして、自分の影の胸を突き刺すミツル。
あの、ワタルの受け入れるシーン、好きですね。
ミツルが自分の影を刺して、その剣が自分自身に返るのもすごく
わかるなぁって・・・・子供にもわかるのかなぁ、こういうの。

正しい台詞を覚えてないんだけど、女神に願いを伝えるところで、
「人生楽しいばかりではない。つらいことや悲しいこともある。
けれど、自分はそれらを自分の運命として受け入れていきたい。」
って台詞を言うんですよね。
自分は今のままでいいから、自分の仲間やビジョンの幸せ、
未来を望むんですよね。
すると女神が「その想い、地上に届けましょう。」といったことを
言うんですよね。

それでやっと最後の下駄箱の彼はミツルなんだなぁとわかりました。
顔を出さなかったのは、ミツルの顔の表情を想像させたかったからかなぁって。
ワタル自身は自分の両親が離婚という現世は変わらないんだけど、
ミツルの願いは叶ってるんですよね。
いや、正しくは最終的にワタルの選んだ願いが叶ってのミツルと
いえるんだけど。
あのあと、ミツルにビジョンの記憶があるのかどうかが気になりました。
ワタルはとってもうれしそうな表情してたよね。
できれば記憶が残っているといいなぁ。
そうすれば、ワタルとミツルは親友になれるんだろうなぁと思いました。

劇場を出るときに、原作を読んできたらしき人が、
「見事にカットしていたなぁ。言いたいことをひとつにしぼっていた、
見事なカットだ。」
といった話をしていました。
たしかに、言いたいことはしぼられていて、
そう考えれば、冒険をダイジェストのようにしたのはよかったなぁと思います。
変にいろいろ言いたいことを詰め込みすぎてしまうと、
結局は言いたいことがどれも薄まってしまいますからね。
それも、二時間といった限られた時間の中ですもんね。

自分の運命を周りや人のせいにするのではなく、
自分の運命や自分の全てを受け入れ、みんなの幸せを願う。

生きていくうえでの勇気をくれる作品だなぁと思います。
いやなこと、つらいことがあるたびに誰かに解決してもらうだけでは
成長しないもんね。
それらを受け入れること、それらに向かい合うこと、
それこそがブレイブ・ストーリーなんでしょうね。

今の子は辛さ、苦しさに弱い子が多い気がするので、
この作品を見て本当の強さとはなにか?本当の正義とはなにかとか、
そんなことを感じてもらえたらなぁと思います。
苦しみがあるからこそ楽しみがあるんだよね。
そして、それを受け入れ、それに向き合うことで成長もできる。
これは大切なこと。

たぶん、もう一回くらいは劇場に足を運ぶと思います。

あ、そうそう。バイクの鍵ですが、無事、バイクにささったままでした。
よかったです。
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