えんじゃけん

語ってくる商品たち

2005年6月20日
キッコーマンの豆乳入り青汁ドリンク「青汁だけよりいいみたい」。
2005年5月
永谷園の梅干しエキス入り栄養ドリンク「梅ぼし飲みたい」。
1998年
カネボウフーズの「甘栗むいちゃいました」(元祖!)。

最近はこういった語り口調の商品からヒットが出やすいという。
はい,上の「(かぎかっこ)」の中身は全て商品名なんです。(^^;)

「青汁だけよりいいみたい」って現代人の語りだよね,思いっきり。
これのネーミングの由来は「青汁は体にいい。豆乳が入ればもっといい。
そんな商品コンセプトをストレートに伝えたかった」そうです。
ストレートにかぁ。なんとなく回りくどく感じるんだけどなぁ。

命名のポイントは「~みたい」というあいまいな表現。
青汁と聞くと、顔をしかめる人が多い。柔らかい表現で、
その印象を変えたかったそうです。
テレビCMは一切なしで口コミによる広がりを期待しているらしい。

けど,なんかかわいいよね,このネーミング。
「青汁だけよりいいみたい」飲んでみたいぞ。
今,早速広めるの貢献してますね,自分。

こういった語り口調商品の増加には“無口”の流通が背景に
あるからという一説があるそうです。

“無口”の流通って?

言葉を交わさずに買い物ができる「コンビニ文化」の反映。
買い物のときに口をきかないことが前提の“無口の流通”のなかで、
商品が呼びかけてくると、より身近に感じられるからいいというのだ。

店員さんと口を聞かなくていいのは楽ではあるんだけど,
こういったところにも現代人の人間関係の希薄さが表れているんだなぁと思うと,
語り口調な商品名の商品が一気に寂しく見えてきてしまいました。
語り口調,かわいくもあるんだけどね。
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