★写真家にとって一番大切な道具はモニターである!
前回ブログを書いてからも多数の質問・ご意見を頂きました。
また毎日更新している訳でもないのに、
一日千人を超える皆様が読まれているようです。
まずはお礼申し上げます!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回、また多くの質問が来ました。
世界に挑戦してみたいと思う方が、
こんなにもたくさんいる事に驚くと同時に、
日本の若者に十分期待できるという思いが湧いてきました。
中には次のようなご意見が・・・
「自分は今東京の大学で写真学科に在籍している学生です。
授業の内容はお世辞にも素晴らしいとは言えず、
フィルム時代の事が中心で不安になります・・・。
このまま大学に通っていて世界レベルのデジタル理論が学べるとは思えません。
・・・Kentさんのブログを読むのが楽しみです・・・。
2、3質問もさせて下さい・・・お忙しい中ご迷惑でしょうが、
いつかお時間のある時にでもご返信下さい・・・。」
自分もつい数年前に、有名な講師や教授陣のいる大学に在籍したので、
そのお気持はよく分かります。
真剣に将来を考える者にとっては、全く物足らず、
ただただ不安になるような授業内容でした。
何でもそうですが、「創世記」は大変で混乱します。
まさにこの10年間、もちろん今も続いて、
デジタル写真論は創世記だと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は本当はブログは面倒なので書きたくありません…笑
しかしあまりにも多くのご意見、質問を頂き、
さらには毎日千人以上もの方が読んで下さっている・・・
であるならば・・・少々皆様のお役に立つような事を書くべきではないか?
そういう気持ちになりました。
さて凄いタイトルを書きました。
Kent Shiraishi の「写真論」
またすぐに、「偉そうに!」とか、
「生意気だ!」・・・そんな批判や中傷メールが来そうです…笑。
しかしこのタイトルをつけた理由は簡単です。
★僕が考えた、僕のための、僕だけに通用する「写真論」だからです。
よって誰にでも当てはまりませんし、
多くのアマチュアやプロの皆さんには関係ありません!!!
そこをまずはっきりさせておきます!
その上で、
僕と同じように世界に挑戦したい、
僕の写真論を参考にしたいと思われる方は、
どうぞこの後もお読みください。
しかしくどいようですが、
誰に対しましても責任はとりません。
あくまでも、Kent Shiraishiの「写真論」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてそれでは早速書きますが、
今後貴方がどういう形であれ、
すなわちアマチュアとして、あるいはプロになろうと、
その事とは関係なく、世界の企業に自分の作品を使わせたい!
「写真家」を名乗りたい!
もしもそう考えているのなら?
出来る限り早いうちに準備すべき事があります。
それは何よりもまず、
まともなモニターと色調整のツールを用意する事です。
これが最低のスタートラインです!
写真の腕があるとかないとか?
そんなこととは関係ありません!
何であれどうであれ、貴方が「写真家」を名乗るのであれば、
どうしても必要な道具です!
僕の「写真論」の第一は、
★勘に頼るな!
ようするにアナログ的発想をまず止める!
これがとても大切です。
デジタル写真論には、可能な限りアナログ的発想を持ち込まない事です。
よって撮影時の自分のデータの色もまともに見れないようなモニターなど、
そんなものを使っている方を、僕は「現代の写真家」とは呼びたくないです。
撮影後のデータの正確な色も分からずに、
それをいじくりまわすなんて・・・写真家のする事ではありません!
・・・それは趣味の世界の話です。
まずこの事を第一番目に書いておきます。
逆に言えば、これ以上重要な事はありません!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここで自分の事を書きます。
米国アップル社と私とのやりとりは、
全てメールでした。
画像は専用のデータ便で送りました。
その画像の色確認はお互いのモニターで行なうしか方法がありません。
よって自分のモニターの色が正確でなければ、
難しい高度なコミュニケーションはとれません。
僕には自分のモニターで見ている色と、
アップル社のフォト・プロデューサー達が見ている色が、
ほぼ同じであると自信がありました。
★これが大切な事です!
いまや世界はものすごく近いのです。
お互いに同時に同じ画像データを見る事は簡単です。
ただし問題はその色、輝度、色温度。
ようするに限りなく同じ状態で画像を見ているかどうかなんです。
そういうコミュニケーションが何より大切です。
そして当然ですが、そのためには、
優秀なモニターと、色調整のツールが必需品になります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて次回は、
皆さんがそのようなモニターと色調整のツールを用意できたという仮定で、
続きを書く事にします。
宜しければ下記Facebookページで、けしてフィルムでは表現できない、
デジタル時代の風景写真をご覧ください。
(Facebookページはどなたでもご覧になれます!)
「Kent Shiraishi Photography」
ブログ村「写真講座」ランキングに参加しております。
今回の内容がお役に立ちましたら一票投票お願いします。出来るだけ多くの方に読んで頂ければと思います。
下記「写真講座」ボタンクリックで一日一回だけ投票できます。