正しい知識は財産になる。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人写真家がいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
(#^.^#)
僕が今日これから書く事は、
世界に出る事を目指している方達に向けて書きます。
ようするに世界で勝負したい・挑戦したいという方に向けて書きます。
・・・・・
さて、前回の記事ですが2千人以上が読まれたようです。
僕は少々驚きました。
ホワイトバランスなどというカメラ用語を使って書くと、
大抵は読者数が減るもんだからです。
ですから他のプロ写真家の皆さんは、
もっと易しく、分かりやすく、
「・・・の撮り方」みたいなテーマと文章が多いはずです。
実際、本を書くならそういう本が売れる様ですし。
今書店に行ってカメラ本を探すなら、
殆どが写真集かそういう本でしょう。
それはそれでもちろん良いと思います。
以前僕のところに遊びに来た女流プロ写真家も本を出しました。
やはりそういうHow Toものです。
しかもその類の本としては売れてるようです。
彼女いわく、
「ケントさんも書いたら良いですよ!きっと売れますよ!!」
そう言われましたが…。
そういう本は僕じゃなくても書ける様な気がして…
あまり気乗りがしません。
もし僕が書くなら、
「カメラ vs 人の眼」
そんな本を書くかもしれません(笑)
カメラと人の眼は見ている際の露出や色が当然違います。
その原理的なところから写真の撮影・現像に結びつけて書いてみたい。
そういう気持ちはあります。
もちろん大学教授が書けば、彼らは写真家で無いので、
ただ理論と原理原則を書いただけの面白くない学術書になってしまいますから、
僕が書くなら、その原理の違いからどう撮影して現像するか?
そういう事を書いてみたいとは思いますが、
多分売れないでしょうね。
出版社もそんな依頼は僕には寄こさないでしょうきっと。
(#^.^#)
ただしこれだけは書いておきます。
外国にはそういう本はたくさんあります。
僕が勉強して来た理論書、および実用書は殆ど英語で書かれた本です。
その点におきましても外国の方が遥かに進んでいます。
日本が彼らに、
「日本はカメラは世界一、写真家は2流。」
そう言われる理由の一部はその辺にもあるかもしれません。
これまで日本では、
写真家はどちらかといえば職人的な仕事のイメージでした。
しかしデジタル時代に入ってからは、
もっとアーティストとしての一面がクローズアップされる様に成って来ました。
同時にカメラが誰にとっても身近な存在になり、
簡単にいつでも撮影できる様になったのです。
ですから「・・・の撮り方」、
「誰でも撮れる・・・」的な本が売れるのは当然でしょう。
また誰でもそこそこ撮れるようにカメラが進化した事が、
逆に中途半端なプロもどきの写真家を生みました。
僕の周りにも「名刺に写真家」と書いている方達が多数おります。
「自動車免許」と同じだと僕は思っています。
車運転出来ますと言うのと同じで、写真撮れます。
そういう感じでしょうか…。
でも面白いですよね。
ゴルフする方はたくさんいますが、
たとえシングルプレーヤーでも、
「名刺にゴルファー」とは書かないでしょう。
(#^.^#)
またアマチュア同志で、
「あいつより俺の方が上手い!」などと、
他人を貶す事もあまりない様な気がします。
それが写真になると、
とたんに他人の作品を貶しだします。
これって一体何なんでしょうね!
写真は世界の文化であり、
日本はその一部に過ぎない。
しかもアマチュア写真家がカメラを手にしてからせいぜい100年。
それなのに島国根性丸出しで…。
ああやっぱり止めよう本書くの。
僕が書くならもの凄い情熱とエネルギーで書かなければ続かなくなる。
誰のために書くのか?
そう考えると…。
あまり意味はなさそうですね。
これ以上仕事を増やさないようにします。
僕が誰よりもしなければいけないのは、
「北海道をもっと世界的な観光地にする」
この事でしょう。
この目標の実現に向けて、
これからも努力し続けます。
・・・・・
しかしこのブログを読まれている様な皆様は、
ホワイトバランスに関してまず次の文章を頭に入れて下さい。
『理想的なカラー写真を撮影できるカメラを想定する。
そのカメラでは、実際の光景の光のパワースペクトルがそのまま再現される。
しかしたとえば、白熱電球のような赤みがかった(色温度が低い)光源下や、逆に蛍光灯のような青みがかった(色温度が高い)光源下において、
人間の視覚は、光源のために赤くあるいは青く見えていることをさっぴいて、自然な色合いで対象を「見て」いる。
そのため、仮に光学的に理想的なカラー写真を撮影できたとしても、その写真は光源の影響で、「自然な」写真にはならない。
これの調整がホワイトバランスである。
・・・・・
「白 - グレー - 黒」の無彩色を無彩色に、また人間の肌色などといった人間の感覚が敏感な対象を自然に再現することが第一義だが、
たとえば「真っ赤な夕焼け」を完全に補正して、白い物が白く写っている写真にしても普通は意味が無いわけで、
そのへんは撮影者の意図によるものとなる。』
(ウィキペディアより抜粋)
この事を頭に入れた上で、
英語力に自信のある方は次のサイトをお読みください。
『TUTORIALS: WHITE BALANCE』
丁寧に読んでいき、途中の語句まで全て検索していきますと、
重要な事が書かれています。
こうやって外国のサイトで調べて学べば、
日本のテキストの多くがとても陳腐である事が分かると思います。
結局「誰を対象に書いているのか?」
出版社も広く浅く売れそうな本しか当然発売しませんから、
本屋さんには同じ様な本しか並ばなくなります。
まだまだ外国の英語サイトには素晴らしい「知識の宝」がたくさんあります。
それらは本当に実力ある写真家を目指す人達にとっては重要です。
まさに知識は財産になります。
どうか暇な時にでも学習されて下さい。
「太陽を撮る! 早朝の光」
北海道美瑛町
僕の場合、実は10年間ずっと「カラーメーター」(セコニック社)を使って来ました。
そのおかげで、こういう風景を見ただけで殆ど「色温度」が雪と空で分かるようになりました。
「絶対色温度」がほぼ身についています。
これが作品創作に相当役立っています。
なんでもそうでしょうが、
正しい事を長く続けていると助かる事が多々ありますね。
(#^.^#)
そして最後になりましたが、
いつも皆様が応援して下さっているおかげで、
Facebookの人気ランキングで「アーティスト部門」全国10位に入りました!
地道にこつこつとやってきました。
自慢できる事など何もありませんが…
せいぜい自分の発言に責任を持って「有言実行」してきた事くらいかな?
いずれにしましてもここまで人気が出たのは、
全て皆様の応援のおかげです。
まもなくファン数も10万人に到達しそうです。
本当にありがとうございました!
また今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。
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(*^_^*)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
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Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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