Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

2月27日。今日は相棒の3回目の命日

2015年02月27日 | カメラ&写真
2月27日。今日は相棒の3回目の命日

今日は相棒が亡くなって3回目の命日です。
脳幹出血で倒れて、別れの挨拶も出来ないままあっというまに亡くなりました。


いつも飲んだくれていた相棒でしたが、
時々吐く言葉は僕に大きな影響を与えていました。


彼がある時ふらっと美瑛に来て、二人でこの撮影現場に立ちました。
写真の撮影日を見ると6年前です。

「美瑛は広いよね~気持ち良いよね~
でも、世界はもっと広いからな~
しらぴーはさ、東京から生れ故郷の北海道に戻って、この美瑛に住んだんだから、
次はさ、この小さな町から、世界に向けて発信すべきなんだよ。
そして小さな町に住む世界的なArtistになるべきだよ、
それを目指さなければダメだって、俺はそう思うよ。」
彼はそう言いました。

「昨夜の酒が体から抜けてないんじゃないの?
夢みたいな事語ってるぞー」
(#^.^#)
「しらぴー、夢を語らないでどうすんのよ!
こんな田舎に住んで、宿屋の親父で残りの人生過ごすのかい?
俺は普通の男にはこんな事は言わないよ、
でもアンタは普通じゃないのよ!
色々な意味であんたは普通じゃないの。
だからこの小さな町から世界に向けて日本の文化を発信すべきだよ。
しらぴーなら必ず出来るって!
だってあんたは本当に普通じゃないから。」
・・・・・
今思えばとても懐かしい。
そして、
「しらぴーなら必ず出来る、だってあんたは普通じゃないから!」
この言葉は忘れない。
これは今、僕が世界の写真商やタレント・ハンターから言われている、
「Your talent is unique.」
きっとその言葉に通じると思う。

僕は思いました。
約3年前、アップル社に採用された時、
このチャンスを活かせる人は世界中にどれ位いるんだろうかと。
アップル社は毎年世界中から素晴らしい作品を採用している。
採用された写真家にはプロもいればアマチュアもいる。
しかしいずれにしても、採用された後で、
Artistとして世界で活動している者は少ないはずだ、僕はそう思う。
それほどに、世界で認められるのは難しい。
世界で通用するArtistに成るのは大変なことだ。

6年前、彼が遊びに来た時に話した事があります。
「僕は自分の作品に新しい考え方を加えたい。
僕が自分で名付けたんだけど、『マルチホワイトバランス』という発想だよ。」
(#^.^#)
「俺にはもちろん内容は分からんけど、名前の響きはいいね!」
彼はそう言いました。
「一枚の写真に写っている被写体には、それぞれの色温度があるんだよ。
ただ残念ながら、カメラはそれを一つにしか見れない。
僕ら人の眼に比べたらおもちゃの様なものさ。
だから僕はそのオモチャで撮った写真に、多数のホワイトバランスを与えるんだ。
それが『マルチホワイトバランス』だよ。」

「しらぴーはやっぱり普通じゃないね!そんな事普通は考えないよ…。」
(#^.^#)
「商業写真家のプロ達はそうだよ、そんな事は考えないさ。
彼らはあくまでも与えられたもので商売するんだから。
でも僕は違う。僕が目指しているのはArtistだからね。
発想が違うよ。
でも僕の発想にカメラはいつか追いついてくるはずだよ。
『マルチホワイトバランス』は大切な発想だから…。」
実際、その後カメラのホワイトバランスは相当に進化しました。
でももちろん、まだまだ僕達の眼には敵いませんが…。

さて、これまで書いてきた様に、
今年に入って僕の作品は大きく世界で紹介され出しました。
世界中17ヶ国語に翻訳されて毎日あちこちで紹介されています。
とてもここには掲載しきれません。
先ほど中国では一番人気のSNSで、
航空会社ルフトハンザ中国の公式ブログ」に掲載されました。
中国ではひたすら毎日掲載されていますね。
撮影世界
(#^.^#)
121 clicks
上の「121 clicks」も人気あるサイトで、
ご覧の様にそこでも特集されています。
そして何より超人気、米国のFacebookページ「Art People Gallery」で特集されました。
ファン数が200万人を超えるサイトです。
Kent Shiraishi
上記の様なWebサイトやFacebookページを甘く見てはいけません。
こういうところで紹介されますと、
必ず世界の写真商やタレント・ハンター(スカウト)達が見ているのです。

日本人の写真が1枚や2枚掲載される事はあっても、
特集で取り上げて頂ける事は滅多にないのです。
おそらくこれまで数名しか日本人は特集されていないはずです。
それは当然です。
世界には数えきれないほどのArtistが存在しているのです。
その中から選ばれるのですから、
世界中で興味を持たれる様な『テーマ』と優れた作品を発表しない限り無理です。
だいたい世界では、
テーマを持たない写真家はアーティストとして扱われないようです。
もっとも普通に考えれば、
商業写真家ならテーマは必要ないでしょうが、
自分が世界に発信したいと思うテーマを持たないArtistは存在しない、
そう言う事だと思います。

今回のテーマと作品創作はこの5年間僕が取り組んできた事です。
今になって世界で認められただけです。
「自分はunique(ユニーク)な存在なんだ」
相棒に言われてから、僕はずっとそう思い、そう信じて努力して来ました。
結果は必ずついてくると、今しみじみそう思います。

もちろんまだまだ世界のArtistに成るにはほど遠いですが、
一歩一歩前に向かって進んでいきたいと考えています。
写真に対しては色々な考え方があると思います。
大切な事はオリジナリティーがあるかどうかでしょう。
それが無ければunique(ユニーク)とは言われませんから。
僕の写真に対する考えは「写真は感性と現代科学の融合した芸術」。
これが僕の考えでありスタイルです。

さていよいよ次回は、
写真の科学分野である「マルチ・ホワイトバランス」を取り入れた作品を世界に発表します。
そしてこれからも世界で誰も知らない様なこの小さな町から、
HokkaidoとKent Shiraishiの名前を世界に発信していきます。


「マルチホワイトバランス」の考え方なら、
この様な作品は簡単に創作出来ます。
しかしカメラにまかせるならけしてこの様には撮れません。
特に太陽をまともに入れた場面では、
カメラのオート・ホワイトバランスは全く使えません。
こういう逆光時は、カメラの設計段階からほぼ想定外なんだと思います。
つまりもっとも撮影が難しい場面の一つなんです。
ですから普通の方は美しい写真を撮りたいなら、
太陽をまともに入れ無い様な構図を考えた方が良いでしょう。

このブログを読まれている皆様には、
今後もリアルタイムで僕が世界で活動する様子を報告します。
成功してから書くのは簡単です。
後からなら自分をいくらでも美化する事も可能です。
しかし、
僕はこのブログを書く事さえも、Artist活動の一環だと考えています。
そしてこれもいつも書いていますが、
多くの若い方にこれからは世界に出て頂きたい。
世界でArtist活動出来る日本人が少しでも増える様に僕は役立ちたいです。
どうか今後とも応援宜しくお願い申し上げます。
・・・・・
相棒、僕は有言実行して世界のArtistを目指している。
僕の活動をこれからも見守って欲しい。
・・・献杯
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
青い池ライトアップ期間中のOpen Time : 13時~22時 不定休 写真術講座開講中
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