最近、円安になったせいか、アベノミクスのたくらみか、ものづくり、という言葉が目立つような気がする。
でも、何時もの事だけど、その対象品にあまり服がはいってないような気がする。
昔、価格破壊だ、と威勢よく叫んでいたスーパーがあった。
今、叫びはしないけど、同じことをやってるチェーン店がある。
今、服はものづくりの対象ではないのだ。
そもそも物作りってなんなんだろう。
ものづくりって響きからするとまず、職人技を連想してしまう。
時計とか、彫刻とか、楽器とか、とにかく手作りのものをまずは想像してしまうのだけれど。
でも、最近、というか、現代における物作りって言うのは、機械化された製造物に対しても言う。
どころか、いわゆるITのハード作りも言うし、その入れ物も言うよね。
だから、さっき言った価格破壊の商品は物作りっていうのかって言われたら、かなりの違和感が生じる。
今、NHKで始まった「ごちそうさん」を見てて、ふと気がついた。
女の子は、一心不乱に食べている。美味しいのだろうね、この子にとって。
そうなんだ、食べる人、使う人が喜ぶ物を作る事。
言い換えれば、使う人の気持ちを考えて作る。これが「物作り」じゃないだろうか。
そして、今、物作り、という言葉からイメージされる物の中では「服」というのが希薄になってないだろうか。
そうなんだ、着物は物作りなんだけど、服は、デザインか、着こなしなんだね。
でもそこに至るまでが、というか、そこに至るための布(生地)を作ること、その布を裁断して縫い合わせる。
ボタンとか、レースとかファスナーでも、デザインも含めてみんなそれぞれを分解すれば物作りで、
それぞれにみんな大変な汗を流しているのに・・・
それらをすべて忘れなさい
安い事が貴女の望むところでしょ
こんな失礼な話はないよね。
みーんな泣いちゃう!?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます