スミレの小部屋

花に会えて嬉しい瞬間

ふるさと(続き)

2016年11月24日 | 景色
高崎新田駅はJR吉都線(吉松と都城の区間)の駅です。
私が子供の頃は蒸気機関車が走っていました。
あの頃、駅は賑やかでした。父が国鉄の仕事をしていましたから
駅には良く遊びに行き駅員の皆様とは仲良しくして頂きました。
今は無人駅になりダイヤも一時間に1本です。
私は時間の許す限り昔住んでいた界隈を散歩しました。
懐かしいご近所の家々は壊されるか、空家になっていました。




この度の旅行で初めて知った事が有りました。
山頭火が高崎に宿泊されたという記録が残っていて
新しい石碑が建っていました。



山頭火行乞記
昭和5年9月21日
9時の汽車で高原へ着き3時間行乞。
そして1時の汽車で高崎新田へ、また3時間行乞。
霧島は霧にかくれて赤とんぼ
病人連れて秋雨のプラットホーム
霧島は霧にかくれて見えない。ただ高原らしい風が法衣を吹いて通る。
あちらを見てもこちらを見ても知らない顔ばかり
やっぱりさびしいやすらかさ、やすらかなさびしさに間違いない。
此宿は満員だといふのを無理に泊めてもらった。
よかった、おばあさんの心づくしがうれしい・・・・

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