日本語教育と言語学に目覚めるブログ

急に思い立って日本語教育能力検定を受けたよ、のブログ

大晦日、言語学習AIアプリに驚く

2023-12-31 10:09:23 | 日記

2023年も最終日となりました。

言語学習に休みはありません。と、恰好をつけてみました。

めんどうですよね、言語学習は。

ましてや日本語なんて第二言語として学習する人は大変だと思います。

私も日本人として10年以上の英語教育を受けましたが、流暢とは程遠い仕上がりです。

年末ということで英語を学習するアプリを使って簡単に英語をしゃべれるようにならないものか探しておりました。

やはり、オンライン英会話でしょう。安くていつでもできる。駅前留学していたころに比べると破格の安さです。

いくつかの有名なサービスを体験してみました。しかし、毎回緊張します。大体の初回がレベルチェックです。

いきなり「テストをしますから英語を話してください」って、結構無理があるでしょ。

まぁ、いくつかのサービスをこなしていたら慣れてきたのでQQEnglishという有名なサービスも体験してみました。そしたらいきなり低いレベルに評価され、これまでの体験レッスンを水泡に帰すような結果でした。

ネットで調べたらQQEnglishのレベルチェックは比較的厳しいという声が多かったようなのでちょっとだけ安堵。

いずれにしてもオンライン英会話は始まる前の緊張と、終わった後の疲労感がとてつもない。そんな中、いくつかのサービスではAIとスピーキング練習できるサービスを提供しており、これを試してみました。

するとどうでしょう、緊張感が薄れ、多少の失敗も気にしなくなりました。

相手がAIと思えば多少の失敗も恥ずかしくなく、同じことを何度でも、仮に千回でも1万回でも付き合ってくれるという、仙人のような忍耐力を持つ。これは私にぴったりなサービスだと思いました。

確かにリアルな人間と話すことで様々なアクセントや発音に触れ、現場力を高めるというのは大切です。しかし、それは上級者の話で初中級者には教科書のような発音ですら聞き取れないのですから、まずは教科書発音からでも十分なのです。

年越しは複数のアプリを試してみて、来年からは英語の勉強を続けたいと思います。

さて、日本語教育についてですが、英語のアプリレベルの日本語学習アプリというのがありません。英語学習は世界が対象なので開発費がかかっても利用者が多ければペイできます。しかし、日本語学習者は英語に比べて圧倒的に少なく、資金を投入して最先端技術の学習アプリをつくるのは難しいのでしょう。しかし、日本語学習にもこのようなAI機能が付いた学習アプリができれば、学習者にとってはかなり便利になると思います。

それと同時に日本語教育者の存在意義は何なのか、教育者はAIとどのようにつきあっていくのか、など今後の課題は山積みです。

しかし、言語学習者にとっては良い時代になっていきそうですね。


あ、落ちた

2023-12-27 16:12:47 | 日記

12/22(金)合格発表「送付」

ん、送付ってなんだ。

合格発表のはがきを発送する日が上記日程という事で、実際に結果を知るのはハガキを受け取ってからになるんですね。

それから週末(クリスマスイブ)を経て、12/25月曜にはがきを受け取りました。

事前に今回の試験の合格率や平均値などを見ていたので、合格はかなり厳しいことはわかりました。
もともとの勉強時間の短さを考えれば自己採点151点(記述除く)も悪いわけではありません。

しかし、しかしですよ、期待してしまうのが人間てモンではないでしょうか

もしかしてギリギリのギリで合格してしまうのではないか、そんなことをかんがえつつ
はがきの張り合わせを開けてみると、パッと入ってきた文字が

「不合格」

ですよね。

ま、わかってました。

わかってましたが、落ちるのはいい気分じゃないですね。

結果記述含め「160点」でした。

私の計算によれば、168点取れれば合格だったのではないでしょうか。
※得点が正規分布しているとして公開されている被験者数、平均点、標準偏差、そして合格率から算出。

まぁ、来年から国家資格になるみたいですし、現時点では日本語教育能力検定を受けるかどうかわかりません。
しかし言語学の面白さもわかってきたので、もうちょっとこの分野を深堀してみたいと思います。

頭では勉強不足を分かっていても、感情的には悔しいなぁ


言語学の学習動画-放送大学編-

2023-12-14 22:43:49 | 日記

日本語教育能力検定の受験を機に言語学に興味を持ちました。
そこで書籍やネットで学習できるリソースを探してみました。

その中で放送大学が無償公開している動画が2科目あったのでシェアします。

1.013 学習・言語心理学(’21)

全15回 各45分

【各回のタイトル】
第01回 位置づけ
第02回 対象(1)心理学から
第03回 対象(2)言語学から
第04回 対象(3)生物、生理、障害の観点から
第05回 目的と方法
第06回 生得的行動
第07回 レスポンデント条件づけ
第08回 オペラント条件づけ
第09回 弁別オペラント条件づけ
第10回 言語行動
第11回 知覚運動学習
第12回 観察学習
第13回 マルチメディア学習
第14回 動機づけと自己制御
第15回 言語習得

2.020 日本語学入門(’20)

全15回 各45分

【各回のタイトル】
第01回 日本語学とは-国語・国語学・日本語学-
第02回 文字・表記-書き分けの原理-
第03回 書記史-“書く”という行為の歴史-
第04回 音声・音韻-音の組織とリズム単位-
第05回 音韻史-音の合流を中心に-
第06回 語彙-意味のネットワークと位相-
第07回 文法①-日本語の品詞と動詞活用-
第08回 文法②-日本語統語論の仕組み-
第09回 文法③-日本語文法のトピック-
第10回 文法史-形態・統語変化を中心に-
第11回 文章・談話-三つの捉え方-
第12回 敬語-“遠い言葉”敬語の働き-
第13回 方言①-日本語方言の概観-
第14回 方言②-言語行動の地域差-
第15回 まとめ-この科目で学んだこと-

個人的には「日本語学入門」の方が気軽に見られました。
まだ全部は見終えていないのですが、年末休みにでも見たいと思ってます。