撮り歩き

ちぬの浦和の少年時代(by Andalucia昭和30年前後の思い出) 夢の途中(画像ぎゃらりー)

えびじゃこ

2011-05-18 08:16:38 | 
絵の方が追いついてないTT:

泉州沿岸で水揚げされる小エビ えびじゃこ

そうめんツユの出汁に野菜の煮物に

そして忘れられない料理は何と言っても

ナスやタクアンの漬かり過ぎたものを塩抜きしてこの えびじゃこで煮るのである

冷めたのが美味しい


驚いた事にこの料理が今や割烹料理店で出されているらしいこと

またネットで容易に検索できたこと


夏の懐かしいおふくろ? おかん?
の味である

この小エビの風体は後日描く事にしよう。


がに

2011-05-08 08:22:37 | 
私のなかでは蟹といえば渡り蟹であり、わざわざ渡り蟹ともいわない かに なのである

祖父などは『がに』と濁点をつけ発音していた

助松の海水浴場にも沢山いた 夏休みは朝早く防波堤の捨石辺りを探すと岩肌にへばり付く様にしていて それは子供でも簡単に掬い捕れた、もちろん泳いでる蟹もいてコレはもっと簡単に掬えた 沢山捕れる場所は言えません極秘ですから^^

捕り方も色々あった様で魚篭や網に魚の頭を入れて夕方に思い思いの場所に沈めておいて翌朝に引き揚げると数匹入ってることも
釣りをしていても釣れてくる場合もあった

大きな鍋で湯がくだけで大きな皿に盛り上げてお膳に置いてありまして
お八つ でもあり オカズでもあり 大人の晩酌の肴でもあって
夏場から秋にかけては日常的であった

ただし食べた後は食べた者が防虫の為に竹で編んだザルを被せておくのが我が家のルールでした 

しかしこの様な食文化は浜と拘わって生活してきた家が殆どで他所から越して来られたご家庭には馴染みはやや薄かったかも知れない

予断だが ニガ潮 と云う潮回りがあってそんな潮になると魚は弱りプカプカと水面に浮いてくる、網でヒト掬いすると雑多な魚が重い程入る半時間もやってるとバケツは一杯になる ガッチョ カレイ キス アナゴ カニ タコ イワシ 時にはエイ^^:
まるで水族館である
ニガ潮が来ると『ニガ潮やーニガ潮やー!』とふれ回ってくれる人が必ずいて網とバケツを持って浜に走ったものである。

私と海との関わり

2011-04-27 08:25:25 | 
私がこれから書いたり描いたりする海は昭和30年前後の主に助松海水浴場と呼ばれた海岸と近辺で過ごした少年時代の思い出であり想いであります、

家から海岸までは500mくらいで時には波の打ち寄せる音までも聞こえてきました、
漁港と云うほどの施設は無かったのですが漁業を営んでおられた人は居られまして
伝馬船や発動機の付いた小型の漁船が砂浜に引き揚げて置いてありました、早朝まだ陽が昇る前、何時頃だったか記憶はうすれましたが....
ポンポンポンポンと小気味の好い音をたてながら出漁して行く船の音で目を覚ましたものです、松ノ浜駅(当時は助松駅でしたか?)を真っ直ぐに海に出た辺りには高さ5,6、m程の防波堤が1km位に渡り設けられていました、その帯状に延長した防波堤の中程に台風時などの高潮や高波から地域を守る為の水門があり開閉を容易にする為のコンクリート製バランサーがぶら下がってまして、波の強い日はバランサーと水門の柱がぶつかりゴーン....ゴーンと低い音を出して家にまで響いてきました....

海の1年は海開きで始まりますがそれは商業カレンダーでしょうか
春ともなればやはり海にも春がやって来た...そんな気がしたモノでした

つづく