 | 甦れ！東北の鉄道（DVD付） |
| トランスワールドジャパン | |
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桐井の従兄弟の写真や文がいっぱい載っている、東北復興にむけての鉄道の本ということで、勝手ながら今月の待合室の本に仲間入りさせていただきました。
写真は確かに悲惨な状況も映し出しているけど、この写真集は悲惨さをテーマにしたものではないことは、読めばすぐにわかる。
「アハメドくんのいのちのリレー」の、著者によるあとがきのなかで、
「にもかかわらず」って生き方は、かっこいい
「にもかかわらず」ができるのが、人間のすごさなんだ。
「にもかかわらず」には力がある。
という言葉があった。私はその言葉に大いに共感した。
この東北の鉄道の写真集には大震災と大津波で大きな打撃と傷を負った「にもかかわらず」笑顔で力強く行動する人たち、会社ぐるみで「今、これをなんとかしよう!」と一生懸命な人たちが映し出されている。
そして幾度も鉄道でその土地を訪れたであろう人たち、その地の鉄道を、景色を撮ってきた人たち、「自分にできることは・・・」と行動する写真家たちの姿を見ることができる。
桐井 記
