今日はお出かけした話です。
先日、前から行ってみたかった世田谷文学館に、友人を誘って行って来ました。
目的は常設展示にあるムットーニという方の作品を見るためで…。
ムットーニさんはこんな名前ですが、本名は武藤政彦という方でアーティスト?なのかな?
むか~し渋谷のパルコでたまたま個展を見たのがきっかけで知ったのですが。
ボックス・シアターと呼ぶ小さな箱の中で、全自動のからくり人形が繰り広げる短いお芝居に、それ以来魅せられてしまいました。
レトロで不思議な世界は、人形も背景もからくりまで武藤さんが手がけていて
なんと!音楽もトランペットをやるご本人の手で作られているようです。
しかし何せ箱の中で人形芝居が展開するという物なんで、生で見ないと始まらない。
写真では良さが伝わらないが、かといって個展もあまりないのでじれじれしていたのですが…。
最近、世田谷文学館で常設展示として常に何点か見られると知って、
いつか行ってみたいと思ってたのです。
世田谷文学館は世田谷ゆかりの文学者や漫画家さんの作品や書物。
展示を行っている所で、初めて行ってみたら懐かしい漫画や映画
文学者の関連書物や展示がたくさんあって、目当てのムットーニさん以外も
かなり楽しめました。
というか、中にある図書室になつかしの内田善美さんの「星の時計のliddell」の初版があったよ!その他絵本も豊富でまたゆっくり行ってもいいな。
ムットーニさんの展示も定期的に変わるようだし。
一枚目はムットーニさんのパンフです。
文学館で扱われるのは、ムットーニ作品の多くが文学作品に触発されたものが多いからと思われます。
パンフをスマホで写したので画像荒くてすみませんが、
これは萩原朔太郎の「猫町」を元にした作品の説明。
一人の男が迷い込んだ鉄塔の街…。夕暮れていく街の窓々に
ふと気づくと猫たちがいてこちらを見ていた…。
他には「漂流者」と「アローン・ランデブー」「月世界探検記」
あとフランスの何とかって文学を元にした、海の上で少女が歌う作品。
(タイトル忘れたし、なぜかパンフにも載ってなかった)
これらが今回上映された作品でした。
他のも見たいからまた行きたいな。
そして展覧会が行われてた石黒亜矢子さんの作品展も見てきました。
二枚目の可愛いキノコの上の猫娘は、石黒さんの「いもうとかいぎ」という
絵本の中のキャラを木彫にしてもらったものだそうです。
写真OKだったのでパチリ。
作品は猫や化け物が多く、猫で描く地獄や閻魔様。
数々の化け物や干支の動物たちが、漫画チックな線で愛嬌たっぷりに
迫力と共に描かれてました。帰りにグッズの手ぬぐい買ってしまった。
帰りは併設のカフェでお茶したんですが、映画の時に使われたと言うゴジラが
なぜか入り口でお出迎え。
横にはガラス越しに池を泳ぐ鯉が見えて涼しそう。
しかし私たちはしゃべり倒してうるさかったかも(^^;)
最寄り駅の蘆花公園は、こんな事でもなければいかない場所ですが
世田谷文学館は見応えある所でした。
漫画や世田谷の文学者に興味のある方は、うかがってみてはどうでしょう?