映画「tick,tick...BOOM!」を観た。
2021年製作のアメリカ映画。
監督リン=エマニュエル・ミランダ
出演アンドリュー・ガーフィールド
ほか
ミュージカルは楽しい。
特にロック・ミュージカルだから
ノリがいい。MTVの音楽ビデオ
をつないで作ったかのよう。
物語は30歳を目前にした男の話。
ミュージカル作曲家を目指してきた
が、未だ売れず。俳優志望だった
親友は就職し、出世していく。
歌手志望だった恋人は、音楽教師
への転身を考え始めた。
男は試聴会を前に作品の仕上げに
取り組むが、最後の曲がなかなか
できない。
これは実在の作曲家ジョナサン・
ラーソンの自伝ミュージカルを
映画化したもの。
ラーソンはミュージカル「RENT/
レント」を作り上げた。
小劇場での成功に始まり、やがて
ブロードウェイのロングラン公演
となるほどの名作に。
だが、ラーソン本人は1996年の
ブロードウェイ初日の早朝に胸部
大動脈瘤破裂で急死したのだ。
そんな伝説を知ると感動も増すの
だが、夢の行方にかかわらず、
夢を追う日々は愛おしい。
親友と夢見て過ごした日々を思い
出して、主人公はこう歌う。
I'm gonna spend my time this way.
この先もこうして生きていくんだ