今週、研究室の送別会があり、Yさんのブログ等も見ながら、自分は卒業する学生に何を伝えたいか考えていた。
●●君は本当によく頑張った、とか、研究室での経験を生かして社会でも頑張ってほしい、などなど取り留めもなく思うことはたくさんあるのだが、一歳しか違わない自分がそんな大きな話をするのは差し出がましいように思えてしまうので、同じ学生として、卒業生との思い出の中から覚えておきたいものを書いておこうと思う。5人の卒業生がいるが、特に4月から就職するM2の2人について。(KS君の話については、本人は知らないことかもしれないが)
まず KS君。KS君は、本当に深く眠る。学生部屋でもよく机に突っ伏して寝ていたのだが、それが一度眠るとなかなか起きない。平気で3時間くらいそのまま寝ている。B4からM1にあがるときに伏せ寝用の枕をプレゼントしたが、頻繁に使ってくれていたようだ。それをプレゼントして以降は、睡眠がことさらに長くなっていた気がする。
さらに印象的だったのは、KS君がB4、僕がM1のときの研究室旅行のときだ。夜の飲み会終わりに眠くなったKS君がそこらへんの布団に寝てしまった。だが、全員の布団を広げるには布団の配置換えをする必要があり、したがってKS君に起きてもらわなければならなかった。そこで、まずは呼びかけてみるも、もちろん起きない。次に、つついたり、叩いたりしてみたが、一向に起きる気配がないので、最後には先輩方とKS君の両手両足を持ち、KS君を運んだ。それでも起きなかった。あくる日に起きたKS君に尋ねてみると、一切気づかなかったと言っていた。
ただ、KS君はその代わりにものすごい集中力で作業し続ける。その集中ぶりを見ていると、なるほど睡眠も深くなるだろうなと頷ける。KS君はM1時に、研究室としても新しいテーマに手を付け始めて、2年間でアプリとして実装するまでこぎつけていて、並大抵のことではないと思うのだが、その進捗もKS君の集中力あってこそだろうなと思う。30年くらい前に、当分野の代表的な解析システムD〇〇〇〇の基礎を7日間で作り上げたという当時のインド人留学生Chさんは、24時間作業して24時間寝るというリズムだったらしい。直接Chさんを見たことはないが、もしかして、KS君の集中力と近しいものだったのではと思ったりしていた。
社会人になったら寝坊にはくれぐれも気をつけて頑張って下さい!(もしかしてフレックス?)
次にN君。N君に関しては、僕がM2の時に一緒に研究を進めていた時間が本当に楽しかったのが思い出深い。M2の11月だったか、新しい実験方法とデータの処理方法を大まかに考えたのだが、自分はプログラミングができなかったので、N君に相談してみた。するとN君は、「ここはこうすればできますね、ここもこうすればできそうですね」という風に頭の中にどんどんと仮想的にシステムを構築して行っているようだった。素直に、「こいつ凄いな」と感じた。その後も2週間くらいかけてN君と相談しながら、データ処理のシステムを作っていった。あの時期、N君と議論しながら、稚拙ながらもオリジナルなシステムを作り上げていったの、ここ最近では一番研究を楽しんでいた時間だった。またN君もN君で、当時は差し迫ったタスクも与えられておらず、手持無沙汰だったようで、相談を持ち掛けた時は、水を得た魚のように生き生きとしながら作業を手伝ってくれていたように見えた(楽観的な思い過ごしでなければ良いが)。
二人とも、2年間ないし、3年間お疲れさまでした、そして、研究室旅行やら飲み会やら運営も頑張ってくれてありがとう。また遊びに来てください!
●●君は本当によく頑張った、とか、研究室での経験を生かして社会でも頑張ってほしい、などなど取り留めもなく思うことはたくさんあるのだが、一歳しか違わない自分がそんな大きな話をするのは差し出がましいように思えてしまうので、同じ学生として、卒業生との思い出の中から覚えておきたいものを書いておこうと思う。5人の卒業生がいるが、特に4月から就職するM2の2人について。(KS君の話については、本人は知らないことかもしれないが)
まず KS君。KS君は、本当に深く眠る。学生部屋でもよく机に突っ伏して寝ていたのだが、それが一度眠るとなかなか起きない。平気で3時間くらいそのまま寝ている。B4からM1にあがるときに伏せ寝用の枕をプレゼントしたが、頻繁に使ってくれていたようだ。それをプレゼントして以降は、睡眠がことさらに長くなっていた気がする。
さらに印象的だったのは、KS君がB4、僕がM1のときの研究室旅行のときだ。夜の飲み会終わりに眠くなったKS君がそこらへんの布団に寝てしまった。だが、全員の布団を広げるには布団の配置換えをする必要があり、したがってKS君に起きてもらわなければならなかった。そこで、まずは呼びかけてみるも、もちろん起きない。次に、つついたり、叩いたりしてみたが、一向に起きる気配がないので、最後には先輩方とKS君の両手両足を持ち、KS君を運んだ。それでも起きなかった。あくる日に起きたKS君に尋ねてみると、一切気づかなかったと言っていた。
ただ、KS君はその代わりにものすごい集中力で作業し続ける。その集中ぶりを見ていると、なるほど睡眠も深くなるだろうなと頷ける。KS君はM1時に、研究室としても新しいテーマに手を付け始めて、2年間でアプリとして実装するまでこぎつけていて、並大抵のことではないと思うのだが、その進捗もKS君の集中力あってこそだろうなと思う。30年くらい前に、当分野の代表的な解析システムD〇〇〇〇の基礎を7日間で作り上げたという当時のインド人留学生Chさんは、24時間作業して24時間寝るというリズムだったらしい。直接Chさんを見たことはないが、もしかして、KS君の集中力と近しいものだったのではと思ったりしていた。
社会人になったら寝坊にはくれぐれも気をつけて頑張って下さい!(もしかしてフレックス?)
次にN君。N君に関しては、僕がM2の時に一緒に研究を進めていた時間が本当に楽しかったのが思い出深い。M2の11月だったか、新しい実験方法とデータの処理方法を大まかに考えたのだが、自分はプログラミングができなかったので、N君に相談してみた。するとN君は、「ここはこうすればできますね、ここもこうすればできそうですね」という風に頭の中にどんどんと仮想的にシステムを構築して行っているようだった。素直に、「こいつ凄いな」と感じた。その後も2週間くらいかけてN君と相談しながら、データ処理のシステムを作っていった。あの時期、N君と議論しながら、稚拙ながらもオリジナルなシステムを作り上げていったの、ここ最近では一番研究を楽しんでいた時間だった。またN君もN君で、当時は差し迫ったタスクも与えられておらず、手持無沙汰だったようで、相談を持ち掛けた時は、水を得た魚のように生き生きとしながら作業を手伝ってくれていたように見えた(楽観的な思い過ごしでなければ良いが)。
二人とも、2年間ないし、3年間お疲れさまでした、そして、研究室旅行やら飲み会やら運営も頑張ってくれてありがとう。また遊びに来てください!
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