長くサポートするためには

慢性疾患の患者さんをサポートしたいと思ったら読むブログ

不安を抱える患者との向き合い方

2024-09-24 09:36:04 | 不安

医療従事者の中でも、特に看護師は患者と一番長く側にいる存在です。そのため、身体の治療のみならず、心もケアする役割を担っています。慢性疾患を持つ患者の場合、長期にわたる治療や生活管理が必要となり、多くの人がそれに伴うさまざまな不安や悩みを抱えています。そこで今回は、慢性疾患の患者の不安にスポットをあて、看護師がどのように寄り添い、サポートするべきかについて考えてみました。

実際、慢性疾患の診断を受けた患者は、将来に対する不安や病気への恐怖、治療の痛みや副作用で生じる影響などをぐるぐる考え込むものです。また、病気による生活の制限や経済的な負担が出てきて、精神的なストレスを感じることも少なくありません。このような患者の不安に寄り添うためには、まず、患者の話に耳を傾け、気持ちを受け止めることが大切です。患者の不安や悩みを理解しようと努め、「つらいですね」「不安な気持ち、よく分かります」など、共感の言葉を伝えましょう。そして、「何か不安なことはありますか」「困っていることはありませんか」など、患者が話しやすいように言葉を引き出しながら、接することが重要です。同時に、病気や治療に関する情報を分かりやすく丁寧に説明することも大事です。病気や治療方法を正しく理解することは、不安の軽減に繋がります。それに加え、治療や生活管理を継続している患者に対しては、常に前向きな気持ちになれるように励ましの言葉をかけ続けることを忘れてはなりません。


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慢性疾患のある患者への看護のポイント

2020-03-25 14:16:11 | 日記
慢性疾患は、すぐに命に係わるケースは少ないものの、治療のタイミングが遅れたり、十分な治療が行われなかったりする場合は、脳や心臓などの臓器が深刻な事態になることもあります。そこで、看護師として慢性疾患のある患者を担当する時は、高血圧や糖尿病など疾患の種類や年齢、自覚症状の有無などを確認して、効果的に治療に取り組めるようにサポートをすることが重要となります。各地の大規模な総合病院や公立病院では、新たに慢性疾患の治療に特化した専門外来を設置する動きもあり、看護師に対する期待もますます大きくなっています。そうした中、慢性疾患のある患者の看護のポイントをしっかりと押さえるには、キャリアに応じて体系的な業務研修を受けられるところや、教育カリキュラムが優れているところを勤務先に選ぶ必要があります。

慢性疾患の治療法には薬物療法のみならず、運動療法や食事療法など様々なものがあり、病気の進行を最小限に抑えるには、長期にわたり医療スタッフと患者が協力しながら治療を進めていくことが肝心です。医療機関によっては、看護師が中心となって患者の日々の食事の献立や運動メニューなどのアドバイスを行うこともあります。そこで、患者から信頼を得るうえで、勤務先での研修の他、看護師をターゲットとした勉強会や座談会などの機会も利用して最新の情報収集をすることが大切です。その他、仕事に行き詰った時は、慢性疾患の患者のケアに長く携わっている看護師の先輩や友達に相談をするという方法もあります。

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