髪の毛は高分子繊維ですが、純毛=ウールです。
美容師さんでも意外と意識していない人が多いです(^^
ウールのセーター(髪に近いヤクの毛)
毎日洗ったら、、??
どうなります?
・・・・・・ゴワゴワ、、ギシギシ。
なりませんか???
もしお持ちの大事なウールのセーター、、、
ドライクリーニングに出しませんか?
ドライクリーニングって、、、油で洗うんですよね。
水や洗剤は使いませんよね。
髪も同じではないでしょうか?
・・・・といっても、、てんぷら油で洗うのは私も気が引けます(汗
(トリートメント洗いはいけますが・・)
取り合えず、、、
シャンプーは、薬事法という法律で「化粧品」に規定されるもので、
厚生労働省の管轄になります。
多く方はシャンプーには合成シャンプーと石鹸シャンプーの2つに
大きく分けてシャンプーを考えていると思いますが、両方とも法律
で規定された正式な呼び名ではありません。
低刺激でファンの多いアミノ酸シャンプーも法的な規定はないので、
石鹸シャンプー同様、通称ということになります。
また法的な規定はないので、ごくわずかにアミノ酸系の成分が入ってい
るだけでアミノ酸シャンプーと謳っている商品もあります。
では、、アミノ酸って?
身体を作るタンパク質は、20種類のアミノ酸から作られていることは
ご存知かと思いますが、、、
身体を構成する成分なので、これでシャンプーなどの洗浄剤を作れば、
刺激を最小限にしたものを作ることができるというわけです。
じゃ、、何故アミノ酸シャンプーがいいのでしょうか?
アミノ酸は髪へ浸透し、補修してくれるという効果があります。
そのためアミノ酸入りのシャンプーは美容室などで以前から使われていました。
ウチも使ってます(^^
「アミノ酸シャンプー」と呼ばれているものの中にもいろいろあり、
普通の合成シャンプーに、保湿目的の添加物としてアミノ酸を加え
ただけのものもあります。
添加物のようにアミノ酸を加えたものであっても、髪への補修効果は
あるわけですが、より刺激が少ないものを望むのであれば、洗浄成分
である主成分(界面活性剤)もアミノ酸系である必要があります。
刺激が少ないシャンプーというと石鹸シャンプーが思い浮かぶかと思い
ますが、脂肪酸ナトリウム・カリウムよりアミノ酸系の界面活性剤の方が
肌への刺激が少ないので、敏感肌の多い今の人たちには、アミノ酸の方が向いていると思います。
苛性ソーダ・漂白剤ハイターに触れると、手がぬるぬるします。
手のタンパク質が溶けるからです。
苛性ソーダは強いアルカリ性で、タンパク質はアルカリ性に弱いので、
溶け出してしまうのです。
同じように界面活性剤によって水がアルカリ性になると、脂のような
タンパク質汚れは溶けやすくなり、よく落ちるようになるのです。
アミノ酸シャンプーは、石鹸にアミノ酸がくっついたような形をしています。
が、、、石鹸ではないので、石鹸カスができるといった使いにくさの原因
になる欠点がありません。
そして、、私もお客さんに何度も申し上げている「刺激」・・・。
刺激が少ない洗浄剤というと石鹸が思い浮かびますが、実は石けんの
刺激の度合いは中程度で、石鹸より刺激が少ない界面活性剤も多く存在
します。アトピー性皮膚炎や乾燥肌などで、刺激の少ない洗浄剤を求める
人は、石鹸系のものよりアミノ酸系の界面活性剤を使用したものを選ぶ方
が良いでしょう。
そんなところから、、綺麗な髪を作る第一歩が「シャンプー」ということにな
ります。
どんな良いトリートメントをしても、シャンプーで台無しになることは覚悟して
ください(^^
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