cocoroコロコロ

行雲流水。生活の中で移りゆく心の言葉を綴っています。(๑˃̵ᴗ˂̵)❤︎

ロクデナシの父から教わった事

2019-12-29 09:01:00 | 日記
母を送り
父を送った

アルコールで人生をダメにした父
最後は本当に穏やかな死でした
あのロクデナシが
こんな死に方していいのー?って
思ったけど
大嫌いな父は
次第に私の支えになっていたみたい

父の為に働いて
父の為に私はお金を出して来た

父が私に
何かしてくれた事は1度も無いけど

親が居なくなった寂しさは
言葉に出来ない

私の心は途方に暮れている
父が死んだら清々すると思っていたのに
父が死んで寂しい私は
自分でも信じられない程
最後の最後に
父が好きだったみたいです

涙はいつまでも枯れず
心は枯渇する

父の最後に
父の亡骸に沢山の花で飾った
花がこんなに似合わない人も居るのね
って心の中で苦笑いしながら
父の亡骸の周りに
さよならを惜しむ様に
花を沢山置いて
父を送り出した

私の心の中に
あの綺麗な花と
花のむせるような良い香りと
父の亡骸の顔が
心の底に焼き付いてる

一番残念な事は
妹が来なかった事
妹は父を
どう思っていたがわからないけど
歳をとった最後の父を
全く知らない妹は
最後の最後に父を見なかった
私は最後に父の全てを許せた
妹は父を許す事が出来なかったのね
人が死ぬのは一度きり
それが最後でもう二度と会えなくなる
私は
「人は死ぬ時くらい
笑顔で生きてて良かった」
と思って欲しい
ただそう願っていただけでした
長い父との介護生活が
私の気持ちを和らげて
今は父を憎む事はない
許す事が出来なかった妹は
どうなんだろう!?
私は心の蟠りが取れてスッキリしてる
妹はどうなんだろう?
私は妹みたいにはなれないし
なりたくないと思った

本当に父はロクデナシだったけど
最後に穏やかに過ごせて
良かったって思う

親はいつまでも親と言うが
ロクデナシの父は
私に老後とは何か?を
教えてくれました
ロクデナシの父から
初めて教わった事は
とても重大な課題でした

これから
私も父のように老いてゆく
老いを愉しみに変えられると良いなぁ…