自由出勤

松田さんは、2歳年上。

娘さん、ダンナ、実母でマスオさん同居している。

この人、とにかく酒とパチンコが好きである。

で、パチンコに行きたいときは私も早く仕事を上がらされる。

いちおー仕事は分けてあるが、自分がリーダーって感じで、私の仕事も取っていく。

しかも、何かあるごとに報告しなければいけない。

めんどくせ〜のだ。

私達は９時出社なのだが、彼女は私と仕事をしたくないのか、二日酔いか、勝手に10時に出てくるようになってきた。

目を光らせていた課長が、辞め次の人は他の営業所から来たので、言わないことを良いことに、好き勝手にしだした。

それを注意する人もいない、、、

めまいがするとか、なんやらかんやらで理由付けて。

しかも、ちゃつかり5時間働くのだ。

なんだかもやもやする。

原さんは、仲良しだが彼女を恐れているから、わたしには文句言っても本人には言わない。

しかも、一ヶ月程二人で私に冷たい態度を取られた。

それは、前の日二人が前勤めていた人と飲みに行った。

きっと、そのときに私の悪口が出てヒートアップしたんだろう。

話しかけても二人でツンケンされた。

たった4,5時間の仕事だから耐えてしまったか、ちょっと膀胱炎になりかけてしまった。

が、女というのは残酷でそれもある程度くると、何も無かった様に原さんは話来た。

松田さんは、、、

私を良いようには思ってないらしく態度はあまり変わらず、増々私を部下の様に扱う。

周りの子達も、気づいていた。

その頃はかなりしんどかった。

最初の敵は

松田さんだ。

のちに、原さんも加わる時も来る。

まず、どの人もそうなのだか、最初は皆いい人だ。

しかし、私は割と警戒するので松田さんとも距離を保っていた。

それに、面接してくれた課長が目を光らせていた。

私がある日課長に呼ばれた。

松田さんと原さんは私と向かい合わせで、二人で顔を見合わせていた。

ただ、どうですか？とゆー何でもない事だった。

が、戻ったら二人から何を聞かれたんだとか凄く聞いてきた。

なんとなく、色々あったなと察した。

しかし、そんな平和な中その課長が半年後退職することになる。

それからが、鬼達が暴れただすのだ。

凄い女

瀬川さんは、シングルマザー。

子供は2人いて、上は女の子。下の男の子は不登校気味だった。

学校へ送ったり途中で学校に呼ばれたりが本当に多かった。

息子くんは、小学6年で反抗期真っ盛り。

暴れたりして、アパートの壁に穴を開けたりする。

でも、理由が分かった。

彼女がとにかく男が好きなんである。

暫くすると、それが自慢のように恥ずる事なく話すのだ。

男と飲んでて、どうやって帰ったか覚えがない。

玄関で寝てたら、息子に蹴られたよとか笑いながら話すのだ。

、、、息子の気持ち、分かる。

ムカつくよね。

でも離婚して、元旦那は再婚していて自分も幸せになりたい気持ちが強かったんだろう。

その他、娘が元カレとベッドの中にいてさー、とか平気に話すのだ。

まあ、それはさておき、瀬川さんと藤巻さんは全く話をしない。

てゆーか、滅茶苦茶嫌っているのが、だんだん分かってきた。

お菓子外しは当然。

何か二人にあったんだろうな〜てな感じで、他人事の私。

将来この藤巻さんに苦しめられる事になるとは、まだその時は知らなかった。

初出勤日

2週間後、初出勤日した時現れたのは瀬川さんだった。

このフロアは、正社員はこの瀬川さんと、藤巻さんが二人で女性はパートの佐野さん、渡さん、松田さんがいた。

ちょっと派手目な、瀬川さんがこっち来てと更衣室に連れて行かれ制服を支給され着替えた。

この人が仕切っているんだな。

渡さんはお休みで、この人が辞めるので私がその人の後釜らしい。

松田さんと、並んで仕事を始めた。

仕入れた商品の入力、出庫のデーター入力が仕事だ。

専用のシステムなので、慣れたら大丈夫ぽい。

基本、話はせず黙々と仕事をした。

昼休み、瀬川さんが食堂へ連れて行ってくれた。松田さん、藤巻さんは行かなかった。

しかし、食堂ではだれにも話しかけられず、、、　　

一人でお弁当をもくもく食べていた。

まあ、仕方ないね。

自分からグイグイ行くのもね〜過去に失敗したし。

パートは30分の休憩なので、佐野さん、原さんと戻る時やっと佐野さんが話てくれて子供達の年も近く、いい感じになった。

少しホッとした。

2日後、新たにパートの田中さんが入社した。

最終7人の女性達。

だんだん、ここの女性達の複雑な人間関係を知っていく事になる。

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