よこさんはアタシが6月までやっていた谷中のスノードームショップ「コミカルライフ」のお客様でした。
閉店後もアタシのウチにスノードームの見学に来てくれたり、一緒にデザインフェスタに出展したりしてイイ師弟関係を築かせて貰っています。
スノードームではアタシが先生なのですが、よこさんの職業は何と歯科医ですので実生活ではよこさんが先生なのです。(ヤヤこしいな。)
当初より「太陽の塔」のスノードームが作りたい!と言っていたのでもちろんデザインフェスタには「太陽の塔のスノードーム」で参戦しました。
それがコレです。
太陽の塔は「タイムスリップ・グリコ」のおまけ。
このタイムスリップ・グリコはアタシも「太陽の塔」狙いで随分買ったんだが当たらないのよ、コレが!
ただ、入れるだけではなくベースにレースをあしらった点が女性らしく好感が持てます。
初めて作ったスノードームとは思えない傑作です。
太陽の塔で有名な大阪万博。1970年の日本の大イベントでした。
アタシは当時、小学1年生。 やべっ!歳がバレちゃう。
夏休みに両親に連れていって貰いました。
何しろ会場内はどこも黒山の人だかり。人気のパビリオンには長蛇の列。
確か、太陽の塔は一番最初に入った記憶があります。大分並んだんじゃあないのかしら。
生物の進化の過程をエスカレーターで登りながら見学するパビリオンでした。
小学1年生のアタシが万博で最も入りたかったパビリオンは「フジパン・ロボット館」でした。
空気で膨らませた芋虫みたいな黄色いパビリオン。
当時読んでいた小学館の学習雑誌の万博の特集ではフジパン・ロボット館ではロボットと一緒の写真をカメラマン・ロボットが撮ってくれる。と紹介されていたので是非撮ってもらうのだ!と子供心に意気込んでいたんだ。純真無垢だったアタシ。
館内に入ると予想とは裏腹に空いていて、喜び勇んで駆け足で件のロボット達の元へ。
しかし、カメラマン・ロボットはカメラをアタシに向けてくれない。一緒に写ってくれるロボットに付いているボタンを色々と押してもカメラマン・ロボットは撮ってくれないので途方に暮れていると、近くのコンパニオン・ブースからのアナウンス「ラッキーカード(と記憶しているが‥)をお持ちでないお子さまは撮影出来ません。」‥その時のアタシの悲しみと来たら‥。
世の中の仕組みをこの時初めて知ったのじゃないかしら?(後付だけどよ!)
アタシがこんな大人になってしまった原因はこの件が何%かは占めていると思うぞ。
多くの人に夢のある未来を予想させる万博はアタシにはユメもチボーもない未来を予想させる万博でした。
そして、その予想は現実のものとなった。
コメント一覧
エリコちゃんへ
eriko→ヒデさん、カトリーヌさん
カトリィーヌさんへ
よこさんへ
カトリィーヌ
よこ
最新の画像もっと見る
最近の「スノードーム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2007年
人気記事