等と読み進んでいたら、10月の物故者に妙に懐かしい名前が…。
ボブ・グッチョーネ
イイ名前だよね、ボブ・グッチョーネ!
男性向け月刊誌「ペント・ハウス」の創刊者の彼がなぜ映画関係者に名を連ねているか?と言うと。
1980年に46億円を投じてハードコア・ポルノ「カリギュラ」を製作したからである。

当時、この映画は一般的にも話題になり、ビートたけしも「コマネチ!」に似たポーズで「カリギュラ!」とやっていたのが記憶にも新しい。
ローマ時代の皇帝の狂乱(乱痴気)を描いた映画なのだが、ポルノ映画なのに主演は「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクドゥエルと(彼は「時計~」でもハードコアに近いことをやっていたが。)「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール。
二人ともポルノ映画だと知らずに出演したそうだが、真相は如何に。
もちろん18歳未満はお断りの映画であったが、当時16歳のアタシは池袋の映画館に高校の友達で清瀬駅前の中華屋のせがれのA本君と観に行きましたよ。
前日に18歳以上に見える服装で行こうと軽く打ち合わせして、その当日。
アタシは既に日活ロマンポルノ体験者だったので無難な格好で現地に集合。
待つこと数分、A本君が向こうからやってきた。
いかにも高校1年のガキが真っ黒いサングラスをかけて…。爆!!
それでも意外とすんなりと入場出来て一安心。
で、肝心の映画は‥金はかかっていたが思ったより助平な映画じゃなくて残念!
しかし、ボボ・グッチョーリ‥違う‥ボブ・グッチョーネの名前だけは少年の心に深く刻みこまれたのである。