2番目が銭湯で3番目は…ナイショ
で、2番目の趣味の銭湯だが、都内では銭湯の廃業が止まらない。
1週間に1軒の割合で廃業しているそうだ。
しかも、3.11以降は設備の破損や煙突の倒壊などで廃業に拍車がかかってしまった。廃業するのは建物が古い昔ながらの銭湯が多いのだ。
古い昔ながらの銭湯につきものなのが「銭湯ペンキ絵」
必然的にそれも無くなっていく一方である。
よく、古い建物などを残せ!などと保存運動を展開する輩(プロ市民?)がいるが、そんなに残したいならテメエの身銭を切って残せばいいのに。テメエの財布にもお金を残したいのね。
銭湯もまた然り、経営者は断腸の思いで廃業を決めるのに、たかが「銭湯好き」の第3者にあーだこーだ言われるのは間尺に合わないだろう。
だったらテメェでやってみろ!だ。
しかし、減り行く銭湯ペンキ絵をどうにかせにゃならん!
ちーことで自宅に描いてもらうことにしました。チツはこれはアタシの数年来の夢だったのよね。
こちらが今回依頼を受けてくれた中島盛夫絵師。
日本で二人しかいない銭湯ペンキ絵師の一人です。
動物好きでウチのパンク・ロックもすぐに懐いてしまいました。
アタシのココロの師匠、銭湯研究家で庶民文化研究家の町田忍氏も駆けつけてくれて各新聞社の取材の対応に大忙し。
描いてもらう場所は階段の踊り場の壁。
足場を組み、壁の周りを養生して描き始めます。
弟子の田中みづきさんも来てくれました。
アタシの図柄のリクエストはもちろん富士山。あとは中島さんにお任せ。
いつもの描き方通りに下書き無しで大体の輪郭を描き、空を塗ります。
あとは怒涛の速さで描いていくだけ。
手前でニヤついている色男は西尾久の梅の湯の若旦那。
燕湯の朝風呂で知り合いました。
描き始めて2時間足らずでここまで描きました。
これから仕上げに入ります。
雲を描き、松を描き、水の流れを描き。
およそ3時間弱で富士山の裾野から流れる湧水が滝となり流れる、立派なペンキ絵の完成です。
完成した絵の前で記念写真。
数年来の夢がかない、大満足。
でも、中島氏曰く「絵はちょくちょく書き替えなければ‥」
そーなんだよな、銭湯ペンキ絵は数年毎(早い所では毎年)に書き替えるのが常なんだよな。チト、絵柄に飽きたら書き替えてもらえるように頑張らねば!新たな夢(煩悩)がまた生まれました。
煩悩は続くよ、どこまでも。
一仕事を終え、ホッとする銭湯ペンキ絵師と庶民文化研究家とスノードーム蒐集家。アタシだけ何もしてないけどヨォ。
ちなみにこの翌日、中島氏はギロッポンのグーグル東京本社のロビーにペンキ絵を描きに行きました。この落差が素ン晴らしい!
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ヒデ→ひろまろちゃんへ。
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