ひさしぶりにブログを書き始めたけどなんだかしっくりこない
とりあえず続けてみようということで!
読書しました。
最近の自分は、ようやく忙しさから解放されつつあって、そんな中でやはり何か歯車が合わないというか
事あるごとに『何かが違う』『こんなんではない』『もっと人生を良くしたい』『平凡に生きたくない』
なんて思う毎日。
思っているだけだと良くないのであがいてみるんだけど、どうも満たされない、何も変われない、ただ元の自分に戻るだけ
とそういうことが続いている。
だから、こうやってブログに書いてみようという発想になったわけだ。
でも、はっきり言って宗教チックな話は大嫌い!!です。
さて、『くちびるに歌を 作 中田永一』ということで。
いつもは推理モノや刑事モノ、サラリーマンモノなどを読んでいるのだが、そもそも自分の中で目指すものと言うのが
もっと人間的な部分の良さを出したいということ。
その思いからもっと根源的なところの話と言うことで学生モノという感じで手に取った本。
内容としては、
五島列島にある中学校で合唱部の先生が産休に入り、その先生の友達だった人が臨時の音楽教師としてやってくる。
それまでは女子生徒ばかりの合唱部であったが、臨時で来た先生の美貌に惹かれて何人かの男子生徒が入ってくる。
また、教室では引っ込み思案で存在を消している男の子もひょんなことから合唱部に参加することになる。
合唱部では毎年Nコンに参加しており、今年は男子生徒が入ったことで男女混声合唱とすることとなった。
しかし、先生の美貌に惹かれた男子生徒は先生がいないと不真面目で合唱部の練習により、男子と女子の間に溝ができ、
更に女子の中でも男子否定派と肯定派ができてしまい、合唱部内が分断される。
男子の不真面目問題は、合唱をすることによる一体感に気づき、だんだんと修正される。
さらに中学生の家庭の問題、恋の問題などを通して、彼らは成長していく。
最後は、佐世保でのNコンに臨むのだが、産休に入った先生の容態も絡まっての発表会となる。
中身としては、甘酸っぱいというか中学生なりに人生を生きているんだと思われる内容であった。
引っ込み思案の彼がさらっと好きだよと言えたり、全然話せなかったのに普通に話せるようになるなんて・・・。
(このさらっと好きだよと言えた部分が・・・正直一番びっくりした。)
あとは、課題曲となった『手紙~拝啓 15の君へ』というのが本当にNコンの課題曲であったことが印象的であった。
もう何年も前になるけど実際のNコンのYoutubeを見て、実際の中学生が一生懸命に歌っているのを何度も見ていた。
それと本の内容が重なったのもよかった。(平成20年のNコンの課題曲らしい。もう10年以上前か。)
Youtubeで見ていた時からすでに大人であったけど、あの頃の中学生はなんて手紙を書いたのかな・・・そして今はどうなっているのかな?
幸せであることを祈ります
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