金牡丹Cafe

富貴蘭コラム 〜貴族的発想の誤謬〜



ドウモ!金牡丹cafeのオーナーです。
長い雨の中、意外と元気な金牡丹たちです。


黄金金牡丹は暗みが遅く、ようやっと緑が乗ってきました!

建国殿からはルビー根?いや、建国のルビーというのは変な名前ですね。ルビー根とは金牡丹の様な根のことで、これは薄いピンクの根って感じですが、苔から覗いてきました。
建国殿はやはりかなり丈夫な印象です。

そして?!


アッラァあ!カフェラテ!!

さて本題。
今に始まった事では無いですが、最近富貴蘭でも「ラグジュアリー」の発想で見た目からは想像もできない?いやありえんだろうという価格設定でいわゆる「見せ板」商法の様な活動を見かけることがあります。

どうなんでしょうね?富貴蘭に限らず他の東洋蘭でもあることですが、あまり「価値基準の攪拌」は長期的に裾野を狭めて衰退しか招かないとオーナーは思います。

とはいえ価格が高かろうが低かろうが、所詮はただの植物。異常に高く設定する人もいれば、異常に低く提示して「お得な感じ」を出し、品種違いをバンバン売る人もいる訳で。

どちらにも共通するところは「本人が満足ならそれでいいじゃないか!」というエゴイズムの発想です。

三島由紀夫の言う「空っぽな日本人」の意味する「完徹する価値感のなさ」、「公」の意識の無さをあらゆるところで感じるものです。

「公」が無くて「世間」があるのが日本の特徴です。「自分と自分の仲間の、見たいものしか見ない」世界の結果、狭い世間での「常識」が作られているのがこの富貴蘭という趣味を通しても感じられるところです。

オーナーはそういった「狭い世間の常識」は考える力を奪うと思っておりますので、なにより富貴蘭の趣味をされる方は「自分が美しいと思えるもの」を是非確立して頂きたいと思っております。






美しい物とは何か?心の琴線に触れるものは何か?原点はまずそこでなければならないとオーナーは思います。

良き富貴蘭ライフを。


金牡丹cafeオーナー





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