この子たちは、お花屋さんの店先で手持無沙汰に佇んでいたのです。
手繰り寄せられるようにお店に入ると、顔見知りのマダムが申し訳なさそうに「黄色いお花は今日はないんですよ」
その声を耳にしながら、私の眼は銀色のミラーモザイクに囲まれた足長のトナカイを凝視していました。
「この子たちはお店のもの?」
キョトンとしたマダムは言います、「どうぞ連れて行ってあげてください、1頭でもいいですが、ペアならお安くします」
こんな歌が思い出されました。題名が思い出せません。
ある晴れた日曜日 市場へ続く道~
荷馬車がゴトゴト仔牛を連れてゆく
何も知らない仔牛さえ
売られてゆくのがわかるのでしょか
ドナドナドーナ ドーーナ
さしずめ私は牛買いオバサン、そして私のもとにやってきました。
長年こき使ってきたトナカイたち、
ラメが剥がれて輝きを失っているので、逆光で撮影致しました。
でも、引退ではありません、まだまだ頑張ってもらいます。
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本当にマダムなんですよ、小柄だけど日本人離れしたお顔で、優雅。
いつもおまけばっかりしてもらって、小さなお花屋さんを楽しんでらっしゃいます。
私、マダムに釣られて、つい、気取ってしまってます。
谷間のゆり様
チイ君とクン君、一緒に来たんですね。
だから仲良しなんですね。
このトナカイさん、めっちゃ足が長いんです。でも上手に立っています。
ナナさん様
>私なんかそんな煌めきもなければ艶もないけどまだまだ現役でガンバッテいま~す
なーーーにをおっしゃるウサギさん!!
いーーーぱい煌めいて光っていますよ。
baraさま
どっしりと重いトナカイさん。
値打ちはあります、2000円もまけてくれましたからね。
銀ラメの長い脚の曲線、たまりませんね。
Knit Laboさま
気品あるトナカイさんと話が合うのかどうか分かりませんが、和んでます。
足の長さには負けます。
トナカイさん達も、CROKO様とのご縁を
実感していることでしょう。
二頭の会話が聞こえてきそうです。
気品のあるしなやか曲線が美しいですね。
素敵なトナカイさん
もし、私が先に見つけていたら・・・baraんちの子になっていたかも~。
曲線での形が凄く気に入りました。
CROKOさんに見染められてさ、そのままだとキット来年も佇んでいたかも
それとラメの輝き?十分ですよ
私なんかそんな煌めきもなければ艶もないけどまだまだ現役でガンバッテいま~す
そうですね、一頭残すわけには行きませんね。
チイ君とクン君が実家に来た時と同じ会話があったと思うと、うれしくなります。
綺麗な曲線を描いているスタイルは本当に美しいです。
お花屋さんのマダムとのやりとりは、日本ではなく、
ヨーロッパの風景を想像しました。