箱から出し、盛り上げてみました。
本物の葉っぱのついたままの、みかんです。
ひとつずつ赤い袋に入れて、クリスマスカラーにしつらえて
同じお歳暮でもセンスを感じます。
きのうは買い物ついでに足を延ばして、クリムト展を見てきました。
今週で終わるせいか、チケット売り場まで行列をなしていて、うんざりです。夫は無言で並ぶしぐさ、しかたなく付いて行きました。待つのは嫌いです。並んでまで見たいとは思っていなかったのが本音です。
案の定、会場内も人の黒山で、肝心の絵が見えません。みな一様に絵にへばりついて見ています。絵の全容が見えないことは気にならないのでしょうか。会場の設営にも問題ありと見ました。
図録でさえ列を成していて、ミュージアムショップにも置いていない、というお粗末さ。親切が足りない。帰宅後、ミュージアムのホームページで注文しました。こんなことなら最初からそうすればよかった。
どうにもグスタフ・クリムトを好きになれないのは、どうせ尾形光琳の真似でしょ、などと嘯いてるせいでしょうか。はたまた愛国心からの身贔屓とでもいいましょうか?
誰もが見たくなる欲しくなる、いわば俗っぽさも気にいらない。 わが妹の家にも、有名な「接吻」のポスターがあります。ゴッホの「ひまわり」も壁に飾ってあります。
アウトローを気取るつもりはないのですが、人の欲しがるものは欲しくない、天の邪鬼な自尊心が潜んでいるのです。
そして、いよいよ佳境に入った、夫のニットジャケット。糸はカシミヤを揃えたおかげで辛うじて足りるようです。
中の芯を抜いたらこんな情けない状態です。角度によってはツリーに見えなくもないです。
息絶えたイカが墨にまみれたようにぺちゃんこ、それを糸玉に巻いていきます。今日はXマスイヴ、ホームクリスマスとなってしまったから、仕上げは間に合いません。
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そんな自分を信じて、絵や署を見るようになった昨今です。
確かに絵画の見方を知らない人が多すぎですね。
あんなに食い入るように見て絵全体がわかるのでしょうかね。
ご主人のニットジャケット気持ちだけでもプレゼントで
>手先までしびれた様になった絵は、有名な絵ではなく図録にも載っていない絵でした。
そうですよね。
画家の方も売れる絵を描くか、本当に描きたいものを描くか、悩むところでしょうね。
手芸もしかりですよね~
baraさま
サントリー美術館に発注した図録、完売ですって。
日曜美術館で見たからもういいけどね。