エミールガレといえば、あの有名なランプのイメージが強く
だから、先入観が多くをしめていて、何の期待も抱かずに行ってみた。
頭痛が怖くて家から出たかっただけだ。
しかし、得てしてこんなもので、すばらしかった。
個性的、かつ北斎への、否ジャパンへの憧れが、膨大な好奇心が
彼を、彼の世界を創ったのだと思える。
北斎漫画を先日見たばかりだから、尚更に素直に見られたのかもしれない。
北斎の偉大さには勝てないぞキミ!! と言ってやりたい衝動もあった。
北斎のあの緻密なスケッチをいくら真似たとしてもキミ、勝てはしませんよ、
と日本人であるが故の身贔屓が、優越感とともに館内を隈なく回る活力となった。
オットと皇子はその間、椅子を見つけては、私を待っている。
目が「まだあ????」 と訴えているが。
北斎漫画の昆虫は、正直言ってあまり見たくないほどリアルなものだけど
かなり影響を受けているらしく、ガレの作品のテーマにも昆虫が多くを占め、とくに蜻蛉が美しい。
(トンボと読む、オットはこの字が読めなかった)
この花器の花びらにビーズのような飾りが施してあるのかと思っていた。
帰宅してしみじみ写真集を見てみたら、
これはガラスに不純物が混ざって気泡となって残ったとあった。
だけど、かえって綺麗だからガレはそのまま残したのだろうね。
これも蜻蛉がメイン。
左はやはり蜻蛉がメインの花器。
右はバッタ。しかもパッチワークの洋服を着ていて、ユニークで愛らしかった。
つい携帯カメラでこっそり写そうとして、咎められてしまった。
晩年のガレ作品は立体的なものが多く、カトレア、蘭、ゆり・・・
花びらが蜘蛛に見え、花器を覆っているようにも見えた。
ガラス工房で体験したことがあるのだが、丸く膨らますことが精一杯だったから、
こんな風にガラスの上に、花びらを乗せられることの手腕と工程は、想像を超える。
どんな風に創られたか、考える必要なんてないのだ。
美しいものを創ってくれたことに感謝すればいいのだ。
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それはともかく、こんなのだったら1つ欲しいです。
其れまでに見たのは、ガレ工房の物だったのです。
一寸病的な物もあるけれど、本物にはうなりました。
シルエットの図案、よかったらメールで送ります。
アドレスはko9ri9mk.@nifty.com です。
もっとシンプルで、一番最初の写真のような、表面がつるっとしているものを、ネットで検索してみました。
30万円。贋作ではなさそうです。いかがですか?
例のランプは、ひょっとすると何千万円とするらしく、この値段の差はどう見たらよいのか、もっと勉強してみたいと思います。
抹茶茶碗、さもありなん と言うところでしょうか。
蚊取り線香にちょうど良さそうな入れ物もありました(笑)
こんなに熱心に美術館を見たのは久しぶりです。
オルセーでもっとしっかり見ておけばよかったと、悔やんでおります。
シルエットの図案、よろしいのですか?
遠慮なく頂戴いたします。ありがとうございます。
アドレスですが
ここで公表してしまってもよろしいのでしょうか?
こちらでは削除するしかないのですが・・・
あとでメールいたします。ありがとうございました。
北斎を数ヶ月前に見てきまして
いや~~ 構図がすっごいですねえ
日本人のDNAは素晴らしい
意味もなく 恐竜展にも行きまして(チケットを貰った)
感想は足が大きかったです
せめて、高くても1万円くらいのレプリカでお願いします。(汗)
ちょっと気色悪い、となりのバッタにも興味が湧きます。
でもどう使って良いのやら。
さすが、ぬっきーさん!
私は、ガレを見たあと、同じ敷地内に海遊館があって、ジンベエザメの新人がきたことを聞いたけど
ひどい混雑で、帰ってました。
気色悪い(笑)たしかに。。。
でも、グリム童話なんかに出てきそうなキャラクターでしたよ。
玄関においてください。何かが生まれそうな気がします。