ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗は、紺色の地に黄色の三角形、およびその斜辺に沿って8つの星を配置した国旗。配列された8個の星のうち1個は上下二つに分かれ、上下の端に配置されている。黄色の三角形は国土の形を図案化したものであり、三角形の3つの辺はこの国を構成する民族のムスリム、セルビア、クロアチアを表象しているとも言われている。
1998年の長野オリンピックに間に合わせる形で制定された。現在ヨーロッパの国で星を国旗の意匠に用いているのはボスニア・ヘルツェゴビナのほかにはコソボのみで、当初からEU旗を模してデザインされたためである。これはボスニア・ヘルツェゴビナのEU加盟の希望を表している。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、東ヨーロッパの国家、地域。首都はサラエヴォ。バルカン半島の北西に位置する共和国。クロアチア、セルビア、モンテネグロと国境を接する。ユーゴスラビアからの独立時、独立の可否や国のあり方をめぐってボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人がそれぞれ民族ごとに分かれてボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を戦った。
出典: フリー百科事典 『ウィキペディア(Wikipedia)』
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